Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
NBAドラフトでは、突出した選手が集まった豊作の年が定期的に訪れる。能力の高い原石たちはルーキーイヤーから互いに切磋琢磨し、それぞれがスター選手へと成長していく。
現地メディアの「FADEAWAY WORLD」は、歴代の各ドラフト組の総得点についてまとめている。今回はその中から総得点が多かったトップ10のドラフト組を紹介する。
総得点はその年に指名された選手のレギュラーシーズンの生涯得点を合計したものとなっており、一時代を築いた大豊作ドラフトや、今でも健在な当たり年が顔をそろえた。
1位:1985年ドラフト組(315923得点)
主な選手:カール・マローン、パトリック・ユーイング、クリス・マリン、ジョー・デュマース
2位:2003年ドラフト組(279974得点)
主な選手:レブロン・ジェームズ、カーメロ・アンソニー、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュ
3位:1998年ドラフト組(279300得点)
主な選手:ダーク・ノビツキー、ポール・ピアース、ビンス・カーター、アントワン・ジェイミソン
4位:1996年ドラフト組(277202得点)
主な選手:コービー・ブライアント、レイ・アレン、アレン・アイバーソン、スティーブ・ナッシュ
5位:1981年ドラフト組(275457得点)
主な選手:トム・チェンバース、エディ・ジョンソン、マーク・アグワイア、アイザイア・トーマス
6位:1984年ドラフト組(262217得点)
主な選手:マイケル・ジョーダン、アキーム・オラジュワン、チャールズ・バークレー、ジョン・ストックトン
7位:2008年ドラフト組(259845得点)
主な選手:ラッセル・ウェストブルック、ケビン・ラブ、ブルック・ロペス、エリック・ゴードン、デリック・ローズ
8位:1977年ドラフト組(258326得点)
主な選手:バーナード・キング、ウォルター・デイビス、ジャック・シクマ、ジェームズ・エドワーズ
9位:2005年ドラフト組(250846得点)
主な選手:クリス・ポール、ルー・ウィリアムズ、モンテ・エリス、デロン・ウィリアムズ
10位:2009年ドラフト組(247846得点)
主な選手:ジェームズ・ハーデン、ステフィン・カリー、デマー・デローザン、ブレイク・グリフィン、ドリュー・ホリデー
NBAの歴史の中で、30万得点の大台を唯一突破した1985年組が首位に輝いた。この年最大のスター選手は、全体13位指名ながらキャリア通算で歴代3位となる36928得点を挙げたカール・マローン。さらに、同1位指名のパトリック・ユーイングが24815得点で続くと、計25人のプレーヤーが10シーズンにわたってリーグでプレーするなど、優秀な選手が多く集結したドラフトとなった。
マローン擁する1985年組を追いかけるのが、NBAのキングが率いる2003年組だ。現在歴代2位となる37062得点を重ねているレブロン・ジェームズを筆頭に、ドウェイン・ウェイドやクリス・ボッシュ、デイビッド・ウェスト、カイル・コーバーなどが同期として活躍。しかし、現役選手はレブロンとカーメロ・アンソニーのみとなり、1985年組の牙城を崩すまでには至らないだろう。
コービー・ブライアントがドラフトされた1996年組や、マイケル・ジョーダンを筆頭とした1984年組を抑え、3位となったのは1998年のドラフト組。ダーク・ノビツキーやポール・ピアース、ビンス・カーターなど、個性豊かなスター選手を擁し、歴代屈指の当たり年となった。
また、現役選手が多数いる7位の2008年組や、10位の2009年組は今後も順位を上げていくはずだ。さらに、トップ10には惜しくも入れなかったが、現在12位の2011年ドラフト組(232185得点)にも注目したい。
通算14414得点のケンバ・ウォーカーを筆頭に、カイリー・アービング、クレイ・トンプソン、ニコラ・ブーチェビッチ、トバイアス・ハリス、ジミー・バトラー、カワイ・レナードなど、30代になったばかりの一流選手が名を連ねており、ランキングの上位に食い込む可能性を秘めている。
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