2023.07.01

渡邊雄太がサンズとの契約に合意…3Pコンテスト出場をプッシュした現地記者が報道

FA戦線初日に契約合意と報じられた渡邊[写真]=Getty Images
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 7月1日(現地時間6月30日)。NBAはフリーエージェント(FA)選手との交渉解禁初日を迎え、数多くの選手たちが契約合意と報じられた。

 そんななか、昨シーズンにブルックリン・ネッツでプレーした渡邊雄太(制限なし)が、フェニックス・サンズとの契約に合意したと『The Athletic』のシニアリードNBAインサイダー、シャムズ・シャラニア記者が報じた。

 昨年夏、トレーニングキャンプ契約でネッツへ加入し、開幕ロスターの座を勝ち取った渡邊は、ケビン・デュラントカイリー・アービングというスーパースターたちを補佐するロールプレーヤーとして台頭。

 シーズン全体で58試合に出場して平均16.0分5.6得点2.4リバウンドに3ポイントシュート成功率44.4パーセント(平均1.0本成功)をマーク。今年2月のトレードで、デュラントがサンズ、カイリーがダラス・マーベリックスへ移籍してロスターが変動したこともあり、オールスター後は出番が減少していた。

 とはいえ、オールスター前までの渡邊は平均18.0分6.5得点2.6リバウンドに3ポイントシュート成功率48.1パーセントをマーク。コーナースリーを高確率で決め切り、一時は3ポイントシュート成功率でリーグトップに立つなど注目を浴びていた。

 今回のFA戦線初日で渡邊のサンズとの契約合意を報じたシャラニア記者は、今年2月の「NBAオールスター2023」のサタデーナイトイベントの1つ、3ポイントコンテストに向けて、今年1月に出演した『FanDuel TV』で「彼はそのなかに含まれるべきだ」、「彼は3ポイントコンテストへ出るべきだ。両コーナーからの3ポイント(シュート)成功率で、彼はNBAトップなんだ」とプッシュしていた人物。

 結局、渡邊が3ポイントコンテストへ出場することはなかったものの、新天地サンズではネッツでローテーションの一角を勝ち取った日本人フォワードを絶賛していたデュラントと再びチームメートとして戦うことに。

 サンズはデュラント、デビン・ブッカーブラッドリー・ビールというリーグ最高級のスコアラーが3人いることに加え、得点とリバウンドで平均ダブルダブルが計算できるビッグマンのディアンドレ・エイトンもおり、リーグ有数の豪華戦力を有するチーム。

 206センチ97キロのウイングプレーヤーとして、渡邊がフランク・ボーゲル新HC(ヘッドコーチ)の下、優勝候補サンズでどのようなパフォーマンスを見せてくれるかは楽しみでしかない。

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