2023.07.08

ウェンバンヤマの護衛がトラブル…ブリトニー・スピアーズに暴行か

思わぬトラブルに巻き込まれてしまったウェンバンヤマ[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 ドラフト1位の怪物ビクター・ウェンバンヤマは、「NBA2K24 サマーリーグ」でのNBAデビューに向けて、ラスベガスに到着した。

 現地メディア『TMZ』は現地入りからまもなく、ウェンバンヤマがファンからのサインに対応している姿を伝えており、7月8日(現地時間7日)のデビューチケットも完売するなど、その注目度の高さが伺える。

 ウェンバンヤマは、NBAファンのみならず、セレブリティたちもその才能に期待しており、グラミー賞受賞歴のあるポップアイコンのブリトニー・スピアーズも例外ではないようだ。

 スピアーズは、夫のサム・アスガリと2人で『アリア・ホテル』のレストラン『CATCH』に向かう途中、入口でウェンバンヤマを発見。スピアーズはウェンバンヤマのファンであり、一緒に写真を撮ろうとサンアントニオ・スパーズのルーキーに声をかけて肩や背中を軽く叩くと、ウェンバンヤマに付いていたスパーズのセキュリティディレクターは危険を察知。即座に彼女を振り払うと、スピアーズは地面に倒れ、着用していたサングラスが飛ばされてしまったという。

 大きなケガに至らなかったことは幸いだが、セキュリティのダミアン・スミスはその後、スピアーズが食事をするテーブルに赴き、謝罪。スミスは平手打ちをしてしまった際に彼女が誰であるのかを認識していなかったこと、そしてファンに囲まれることが日常茶飯事のスピアーズにセキュリティとしての対応だったことを説明すると、スピアーズはそれを受け入れたという。

 これで一件落着かと思われたが、謝罪を受け入れたのはその場だけだったのかもしれない。スピアーズのチームは、メトロポリタン警察署に対して暴行の被害届を提出したという。

 メトロポリタン警察によると、警察はそのセキュリティの力加減については言及していないものの、レストランでの出来事を監視カメラの映像で確認したところ、スミスがスピアーズの手を払いのけ、その勢いで彼女の手が顔に接触。また、これは刑事事件として扱われ、警察サイドは「心臓発作と同じくらい深刻なもの」と捉え、事件は検察庁に移される可能性を示唆している。

 しかし、『TMZ』はこれが刑事訴訟に繋がることを意味しているわけではないと補足。デビュー前に事故に巻き込まれてしまったウェンバンヤマ。世界的ポップスターが望んだ写真撮影が、近い将来『AT&Tセンター』で実現することを願うばかりである。

文=Meiji

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