2023.09.29
7月12日(現地時間11日)、ダラス・マーベリックスに所属するカイリー・アービングが、中国のスポーツブランドであるANTAと5年契約を結んだことを『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。
アービングは、2022年12月にナイキとのスニーカー契約を解消。当初は2023年10月までの契約が予定されていたが、昨年にアービングが反ユダヤ主義的な投稿をSNS上で行ったことにより、当時の所属先であったブルックリン・ネッツはもちろん、ナイキとの関係も悪化していた。
その後、プレー面ではネッツ、マブスの2チームで主力として活躍を見せてシーズンを終えたアービングだったが、ナイキとの関係は修復できなかった。自身のシグネチャーモデル最新作「カイリー8」の販売がストップされたり、ナイキの創業者であるフィル・ナイト氏に苦言を呈されたりするなど、アービングにとってはナイキに見切りをつけられたと言える状況となってしまった。

22-23シーズンではナイキのロゴを隠したシューズを着用していたアービング[写真]=Getty Images
このような経緯でスニーカー界におけるフリーエージェント(FA)となったアービングだが、本人の持つブランド力は絶大なようで、大手スポーツブランドのアディダスやプーマが興味を示すなど引く手あまただった。
しかし、そんな中で彼が選んだのは、中国のスポーツブランドであるANTA。さらに報道によると、5年契約が締結されたことに加え、同社のチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)という、デザインやブランドマネジメント戦略などを統括する重役にも就任したという。
ちなみに、ANTAと契約しているNBA選手には、クレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やアレックス・カルーソ(シカゴ・ブルズ)などがいる。新たにファミリーの仲間入りを果たしたアービングは、新シーズンでどのようなモデルを着用するか、注目が集まる。
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