2023.09.28

ドンチッチが2年目を迎えたカイリーとの連係向上に自信「良くなっていくのは確かだね」

デュオ形成2年目を迎えたドンチッチ(右)とカイリー(左)[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 9月28日(現地時間27日、日付は以下同)。ダラス・マーベリックスが、2023-24シーズンのトレーニングキャンプをスタートさせた。

 ほとんどのチームは10月4日から始まるのだが、マブスは北米以外でプレシーズンゲームが組まれているため、この日から本格始動。今後チームは10月6、8日にアラブ首長国連邦でミネソタ・ティンバーウルブズとの「NBAアブダビゲームズ」、10日にはスペインの首都マドリードでレアル・マドリードと対戦。

 その後アメリカへ戻り、21日にデトロイト・ピストンズとのプレシーズンゲーム最終戦へ臨み、26日にサンアントニオ・スパーズとのレギュラーシーズン開幕戦を迎える。

 ウェスタン・カンファレンス11位の38勝44敗で昨シーズンを終えたマブスは、プレーオフ連続出場が3シーズンで途切れ、4月中旬にシーズン終了。ルカ・ドンチッチと今年2月にブルックリン・ネッツからトレードで加入したカイリー・アービングによるオールスターデュオは、多くの勝ち星を手にすることができなかった。

 とはいえ、マブスは今夏カイリーと再契約を結ぶことに成功。さらにドラフト絡みのトレード(サイン&トレードも含む)やFA(フリーエージェント)戦線でグラント・ウィリアムズ、リショーン・ホームズ、新人のデレック・ライブリー2世オリビエ・マクセンス・プロスパーを獲得。ドワイト・パウエルとは再契約を結び、セス・カリー、ダンテ・エクサムというガード陣もロスターへ加えた。

 戦力増強に成功したマブスだが、今シーズンこのチームが成功するかどうかは、ドンチッチとカイリーのパフォーマンスにかかってくると言えるだろう。デュオ形成2年目を迎え、初日の練習を終えたドンチッチはこのように話していた。

「良くなっていくのは確かだね。彼はシーズン途中にやって来た。僕らにはあまり多くの時間がなかった。ケミストリーを構築するのは時間がかかることなんだ。特にコート上ではね。僕らにはトレーニングキャンプも、プレシーズンもなかった。だから僕はずっと良くなっていくと思うよ」

 ドンチッチ、カイリーというリーダーの周囲にウィリアムズやホームズ、カリー、エクサムを加え、期待の新人2選手も加えたマブス。ドンチッチは「このチームの2人のリーダーたちがどう振る舞うかで、ほかの人たちがついてくる」と切り出し、キャリア6シーズン目に向けてこう意気込んでいた。

「僕らが模範を示していかなきゃいけない。(けど)僕らだけじゃない。僕らは(チームとして)プレーしていくんだ。コートには5人の選手たちがいる。僕たちは全員でプレーしていく。そしてみんながお互いのことを助け合っていかなきゃいけない」

 ほかのチームよりも一足早く今シーズンを始動させたマブス。プレーオフ返り咲きに向けて、万全な準備をしてチームを構築していきたいところだ。

BASKETBALLKING VIDEO