2023.07.30
NBAの2022-23レギュラーシーズンは4月10日(現地時間9日、日付は以下同)に終了。現在は各カンファレンスの第7、第8シード獲得をかけたプレーイン・トーナメントが開催されており、16日からプレーオフがスタートする。
その一方で、各カンファレンスの11位以下に終わったチームは、6月23日のドラフト、そして夏のフリーエージェント(FA)戦線に向けて戦力補強を目指して動いていくこととなる。
昨年のプレーオフでウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったダラス・マーベリックスは、今シーズン平均32.4得点8.6リバウンド8.0アシスト1.4スティールを残したルカ・ドンチッチを擁し、シーズン途中にトレードでカイリー・アービングが加入し、平均27.0得点5.0リバウンド6.0アシスト1.3スティールを残した。
ところが、プレーオフならびにプレーイン参戦に向けた激しいサバイバルレースが繰り広げられるなか、マブスは最後の11試合で2勝9敗と失速し、ウェスト11位の38勝44敗で今シーズンを終えた。
マブスは10日のサンアントニオ・スパーズ戦を終え、シーズン終了会見を行ない、ドンチッチは「僕はここにいられてハッピーなんだ。だから何も心配してない」と口にしていた。
とはいえ、マブスはプレーオフ連続出場が3シーズンで途切れた。「何かを変えなきゃいけないのは確かだね。僕らは昨年、ウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで進んだ。楽しんでいた。このチームにはケミストリーがあったと僕は話していた。最高だった。でも(今は)何かを変えなければいけないのは確かだ」とドンチッチ。
今夏マブスはカイリー、クリスチャン・ウッド、ドワイト・パウエルらが制限なしフリーエージェント(FA)となる。もしそこでカイリーが移籍となれば、ドンチッチとのオールスターデュオは約2カ月で終焉となってしまう。
そのカイリーは、シーズン終了インタビューの参加を拒否したものの、マーク・キューバン オーナーはカイリーとの再契約を望んでおり、今夏の最優先事項に掲げていた。
ドンチッチもカイリーについては「すごくフィットしていると思う」と好意的な見解を示していた。
「もちろん、僕らの結果を見れば、それは違うと言う人もいるだろうね。けど前にも言ったように、ケミストリーと良好な関係を構築するためには時間がかかる。僕としては彼がここにいてくれるといいな」
今後のドラフトとFA戦線、そして来シーズンに向けて、マブスには重要なオフシーズンが待ち構えていると言えるだろう。
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