2023.08.26
ダラス・マーベリックスでNBAキャリア5年目となった昨シーズン。ルカ・ドンチッチは66試合に出場し、キャリアハイの平均32.4得点に8.6リバウンド8.0アシスト1.4スティールをマーク。24歳ながらオールスターとオールNBAファーストチームに4シーズン連続で選出され、リーグ最高級の実力者として大暴れを見せた。
だが「NBAプレーオフ2022」でカンファレンス・ファイナル進出を飾り、さらなる高みを見据えていたチームは昨シーズン途中のトレードでカイリー・アービングというオールスターガードをロスターへ加えるも、思うように勝ち星を残すことができず、ウェスタン・カンファレンス11位の38勝44敗に終わり、4シーズンぶりにプレーオフ出場を逃した。
そうして迎えた今夏。ドンチッチは再びスロベニア代表チームとして活動している。2017年の「FIBAユーロバスケット」で金メダルを勝ち取った同代表は、2021年夏の「東京オリンピック」で4位、昨年の「FIBAユーロバスケット」では6位に入っており、8月25日から「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」へ臨むこととなる。
7月30日(現地時間29日)に『BasketNews』へ公開された記事のなかで、ドンチッチは「ゴールはいつだって同じさ。僕らはどんな時でもチャンピオンシップを取りに行く。ゴールはそれを勝ち取ること。僕にとって、ゴールはいつも同じなんだ」と意気込んでいた。
FIBAランキング7位のスロベニアは、8月25日から幕を開けるワールドカップでグループFに入っており、日本の沖縄アリーナでカーボベルデ共和国(同64位)、ジョージア(同32位)、ベネズエラ(同17位)とグループフェーズを戦うこととなる。
ドンチッチが日本でプレーするのは2021年夏の東京オリンピック以来初。この時は6試合で平均23.8得点9.7リバウンド9.5アシスト1.2スティール1.0ブロックと暴れ回った。「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023東京大会」では、有明アリーナで19日15時からスロベニア代表と日本代表が対戦するだけに注目したい。
なお、ドンチッチはスロベニア代表のキャプテンとしてワールドカップへ出場する。24歳のスーパースターは「キャプテンに選ばれて光栄さ。コーチと選手のみんなで決めたんだ。すごく光栄なことだし、誇らしい瞬間だね」と口にしつつ、こうも話していた。
「僕としては、別に新たな役割ってわけじゃない。代表チームのロッカールーム、それにダラスでも、僕はヴォーカルリーダーをこなしてきたんだから」
リーダーとしてワールドカップへ臨むドンチッチが、スロベニア代表を初のチャンピオンへ導くことができるのか。今大会で見せるドンチッチのパフォーマンスは必見だ。
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