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7月15日(現地時間14日、日付は以下同)。グラント・ウィリアムズ(ダラス・マーベリックス)のインタビューが『Mavs.com』へ公開された。
2022年のプレーオフでウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったマブスは、昨シーズン途中のトレードでカイリー・アービングを獲得し、ルカ・ドンチッチとのスーパーデュオを形成。だがチームはなかなかうまくかみ合わず、38勝44敗でウェスト11位へ低迷し、4シーズンぶりにプレーオフを逃すことに。
そうして迎えたオフシーズン。マブスはトレードでサクラメント・キングスからリショーン・ホームズ、ドラフト1巡目12位でオクラホマシティ・サンダーが指名したデレック・ライブリー二世という2人のビッグマンを獲得。
フリーエージェント(FA)戦線ではカイリー・アービング、ドワイト・パウエルとの再契約に成功したほか、ガードのセス・カリー、ダンテ・エクサムと契約。そして13日に成立した3チーム間のサイン&トレードで、ボストン・セルティックスからウィリアムズをロスターへ加えた。
セルティックスで4シーズンをプレーしてきたウィリアムズは、198センチ107キロという屈強な肉体を持つ先発パワーフォワード起用が濃厚な24歳。特にここ2シーズンはセルティックスでローテーションの一角を務めており、2022年にはNBAファイナルも経験。昨シーズンは79試合の出場で平均25.9分8.1得点4.6リバウンド1.7アシストに3ポイントシュート成功率39.5パーセント(平均1.5本成功)と、3&Dとして活躍が期待されている。
制限付きFAとして迎えた今夏について、ウィリアムズは「ものすごく難しい。制限付きのフリーエージェンシーというのは恐ろしいんだ。制限なしなら、自分がどこへ行きたいのかよく理解できているものなんだ。けど制限付きとなると、(獲得を狙うチームとの)ゲームを待つことになる」と話していた。
制限なしFAであれば、その選手と代理人が再契約あるいは望む移籍先との契約をまとめて、合意に達すれば基本的にフリーエージェンシーは終了となる。ただ、制限付きFAの場合はもしその選手が新たなチームから提示されたオファーシートにサインしたとしても、昨シーズン終了時に所属していたチームが期限内にマッチすれば残留となってしまう。
今夏の制限付きFAのケースで言えば、7月1日のFAとの交渉解禁初日に八村塁がロサンゼルス・レイカーズ、キャメロン・ジョンソンがブルックリン・ネッツと再契約に合意と報じられた。
その一方で、マティース・サイブルは先日マブスのオファーシートへサインしたものの、ポートランド・トレイルブレイザーズがマッチして引き留めに成功するなど、移籍が実現しなかったケースもあった。
「オファーがどんなものなのかを理解すること。その確認をしておきたいものだね。それにチームがマッチしてくるのかも理解すること。これは間違いなく注意を引き付けるプロセスだ。フリーエージェンシーについては今でもちょっと楽しいと思っているけど、ちょっと緊張することでもある」とウィリアムズは言う。
ドンチッチ、カイリーというオールスターガードが2人いるマブスで、主力としてプレーすることが予想されている今シーズン。ウィリアムズにとっては大きなチャンスだけに、万全のコンディションでトレーニングキャンプを迎えたいところだ。
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