2023.05.27

“シューズ界の注目FA”カイリー・アービングが新たな契約発表まで「もうすぐ」と語る

今夏に制限なしFAとなるカイリー[写真]=Getty Images
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 5月25日(現地時間24日、日付は以下同)。ダラス・マーベリックスカイリー・アービングが自身のインスタグラム アカウントでインスタライブをしてファンとの交流を楽しんだ。

 キャリア12年目となった今シーズン。ブルックリン・ネッツで開幕を迎えたカイリーは、今年2月にトレードでマブスへ移籍し、新天地で20試合に出場して平均27.0得点5.0リバウンド6.0アシスト1.3スティールにフィールドゴール成功率51.0パーセント、3ポイントシュート成功率39.2パーセント(平均2.9本成功)、フリースロー成功率94.7パーセントを記録。

 マブス加入でルカ・ドンチッチとの魅惑のバックコートデュオを形成したものの、チームはウェスタン・カンファレンス11位の38勝44敗に終わり、4シーズンぶりにプレーオフ進出を逃していた。

 今夏に制限なしフリーエージェント(FA)となる31歳のスコアリングガードは、去就が注目されているものの、カイリー本人は自身の決断を「急ぐことはない」と話していた。

 2016年にクリーブランド・キャバリアーズでNBAチャンピオンとなったカイリーは、新人王(2012年)にオールスター選出8度(2014年はMVP受賞)、オールNBAチーム選出3度を誇るリーグ有数のガード。

 当然、FA戦線でも注目の的となるのだが、この日のインスタライブでは“もうひとつ”のFA戦線で決着が近づいていることを明かしていた。

 カイリーは昨年、反ユダヤ主義の映像作品のリンクを自身のSNSへ投稿。物議を醸すなか、そのことを明確に否定しなかったことで問題へ発展し、11月4日にネッツから出場停止処分を科され、8試合連続で欠場。

 その一件でカイリーは最新作となるはずだったナイキのシグネチャーシューズ「カイリー8」の販売がストップし、12月上旬にナイキとのパートナーシップが解消していた。

 先日、ブランドン“スクープB”ロビンソンはアディダスとプーマを含む複数のブランドがカイリーとの契約に関心ありと報じており、カイリーはインスタライブ中に新たなシューズ契約発表まで「もうすぐ」と口にし、「このことでまさに驚かそうとしているところなんだ。だからすごく楽しみにしている」と語っていた。

 カイリーは正確無比なシュート力と無類の勝負強さに加え、変化自在のボールハンドリングスキルで観客やメディア、選手たちさえも沸かせることができるだけに、今後どのブランドのシューズを着用していくことになるのかを楽しみに待ちたい。

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