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『B MY HERO!』
NBAの2022-23シーズンは、デンバー・ナゲッツのフランチャイズ史上初優勝で幕を下ろした。ナゲッツはレギュラーシーズンでウェスタン・カンファレンス1位の53勝29敗を残し、「NBAプレーオフ2023」を勝ち抜いた。
レギュラーシーズンは新型コロナウイルスのパンデミックやロックアウトを除き、基本的に全30チームが約6カ月間をかけてそれぞれ82試合を戦う。昨シーズンはイースタン・カンファレンス首位のミルウォーキー・バックス(58勝24敗)、2位のボストン・セルティックス(57勝25敗)、3位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(54勝28敗)がリーグ全体でトップ3の戦績をマーク。
ただ、毎シーズン、選手たちが82試合すべてに出場できるわけではない。ケガによる長期離脱や個人的事情などもあり、欠場を余儀なくされることもある。
では、昨シーズンに最も健康体だったチームはどこなのか。そして最もケガなどに泣かされて不完全燃焼に終わったのはどのチームだったのか。7月29日に『NBA University』は最も欠場試合数が少なかった6チームと、最も多くの欠場数を記録した6チームをX(旧ツイッター)で公開していたので紹介したい。
※以降チーム名は略称、%=パーセント、データは『spotrac』参照
■欠場試合数の最少トップ6
1位.キングス(ウェスト3位/48勝34敗【勝率58.5%】):54試合
2位.ホークス(イースト8位/41勝41敗【勝率50.0%】):102試合
3位.ニックス(イースト5位/47勝35敗【勝率57.3%】):104試合
4位.シクサーズ(イースト3位/54勝28敗【勝率65.9%】):118試合
5位.ロケッツ(ウェスト14位/22勝60敗【勝率26.8%】):135試合
6位.ネッツ(イースト6位/45勝37敗【勝率54.9%】):149試合
■欠場試合数の最多トップ6
1位.ピストンズ(イースト15位/17勝65敗【勝率20.7%】):294試合
2位.ヒート(イースト7位/44勝38敗【勝率53.7%】):292試合
3位.ブレイザーズ(ウェスト13位/33勝49敗【勝率40.2%】):273試合
4位.マジック(イースト13位/34勝48敗【勝率41.5%】):270試合
5位.ホーネッツ(イースト14位/27勝55敗【勝率32.9%】):268試合
6位.サンダー(ウェスト10位/40勝42敗【勝率48.8%】):243試合
昨シーズン、2006年以来、実に17年ぶりのプレーオフ進出を飾ったキングスが、2位以下を大きく引き離して54試合でトップ。ハリソン・バーンズの82試合フル出場を筆頭に、先発陣が全員73試合以上に出場した。
2位のホークス、3位のニックス、4位のシクサーズはいずれもプレーオフへ出場したイースト上位チーム。ほかのチームと比較すると、主力の長期離脱をある程度回避できたと言えるだろう。
一方、リーグワーストの戦績に終わったピストンズは、ケイド・カニングハムがわずか12試合のみの出場でシーズンを終えるなどケガ人が続出。今シーズンに新任モンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)の下で巻き返しを図りたいところ。
3位のブレイザーズ、4位のマジック、5位のホーネッツがいずれもリーグ下位の戦績に沈むなか、驚くべきはヒートがピストンズと僅差の2位だったことだろう。
プレーイン・トーナメントの末にイースト第8シードを獲得し、NBAファイナルまで勝ち進んだとはいえ、レギュラーシーズンで70試合以上に出場したのはマックス・ストゥルース(80試合/現キャバリアーズ)、バム・アデバヨの75試合、ケイレブ・マーティンの71試合の3選手のみだった。
10月25日(現地時間24日)に開幕する2023-24レギュラーシーズンで、キングスやホークス、ニックスといったチームが健康体を維持できるのか。そして昨シーズンにケガに泣いたチームが巻き返すことができるか注目したい。
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