2023.07.26

昨季を「最高のシーズン」と語ったヒートのバトラー「俺たちは初めからやり直していく」

昨季プレーオフで大暴れを見せたバトラー[写真]=Getty Images
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 2022-23シーズン。ジミー・バトラー率いるマイアミ・ヒートは、プレーイン・トーナメントの末にイースタン・カンファレンス第8シードを獲得し、「NBAプレーオフ2023」で驚異的な勝ち上がりを見せた。

 ファーストラウンドで第1シードのミルウォーキー・バックスを4勝1敗で撃破すると、続くカンファレンス・セミファイナルではニューヨーク・ニックスを4勝2敗で下し、カンファレンス・ファイナルではボストン・セルティックス相手に3連勝から3連敗を喫するも、敵地で行われた最終第7戦を制してNBAファイナル進出。

 そのファイナルで、ヒートはデンバー・ナゲッツの前に1勝4敗で敗退となり、2013年以来のリーグ制覇を逃した。それでも、第8シードながらイーストを制し、バトラーは2020年以来、2度目の頂上決戦という大舞台に立った。

 オフシーズンを迎えたバトラーは、契約するシューズブランド『リーニン(Li Ning)』の中国ツアーへ出ており、香港にも立ち寄った。7月26日(現地時間25日、日付は以下同)に現地メディア『SCMP』へ公開された記事のなかで、バトラーは昨シーズンについてこう話していた。

「全体的に見れば最高のシーズンだったけど、(優勝には)届かなかった。俺たちは初めからやり直していく。俺は2024年にヒートがチャンピオンシップを勝ち取ると選択するだろうね」

 昨シーズンのプレーオフで、バトラーは22試合に出場して平均39.7分26.9得点6.5リバウンド5.9アシスト1.8スティールと大暴れ。このチームにはバトラーだけでなく、バム・アデバヨというもう1人の主軸も健在で、ケイレブ・マーティン、タイラー・ヒーローカイル・ラウリー、ダンカン・ロビンソン、ケビン・ラブ(再契約)がおり、今夏にはウイングのジョシュ・リチャードソン、センターのトーマス・ブライアントの獲得にも成功。

 ただ、プレーオフで先発バックコートを務めたゲイブ・ビンセントがロサンゼルス・レイカーズ、マックス・ストゥルースがクリーブランド・キャバリアーズへそれぞれ移籍。ガード陣の再構築が求められるなか、ポートランド・トレイルブレイザーズへトレードを要求しているデイミアン・リラードが“ヒート移籍”を希望しており、どのようなロスターで臨むことになるのかは不透明というのが現状だ。

 それでも、ヒートのトップスコアラーで、チームメートたちを引き上げる闘将としても抜群の存在感を見せるバトラーは、オフの期間でコンディショニングを整え、入念に準備して10月25日のレギュラーシーズン開幕を迎えることだろう。

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