2024.01.15

ヒートのホームアリーナにウェイドの銅像が設置へ…殿堂入りセレモニーで発表

殿堂入りしたドウェイン・ウェイド(中央)の銅像建設を発表したパット・ライリー球団社長(右)[写真] = Getty Images
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 1月15日(現地時間14日)、マイアミ・ヒートはホームのカセヤ・センターでシャーロット・ホーネッツと対戦し、104-87で勝利した。この試合のハーフタイムには、ヒートを3度の優勝に導き、2023年8月に「ネイスミス・メモリアル・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(以降、殿堂)」入りを果たしたドウェイン・ウェイドの祝福セレモニーが開催された。

 ウェイドは2003年にドラフト1巡目5位指名でヒートに入団。2006年にはロサンゼルス・レイカーズから移籍したシャキール・オニールとともにリーグ制覇を成し遂げ、2012年と2013年には同期にあたるレブロン・ジェームズ、クリス・ボッシュとともに連覇を達成。現役時代の晩年にシカゴ・ブルズやクリーブランド・キャバリアーズでプレーしたのち、再びヒートに戻り2019年に引退した。2020年2月にはヒートでの背番号「3」が永久欠番となっている。

 セレモニーでは、現在ヒートの球団社長を務め、2006年にはヘッドコーチとしてウェイドと共に優勝を経験したパット・ライリーがスピーチを行い、カセヤ・センターにウェイドの銅像を設置することを発表した。ライリーはウェイドのボブルヘッド人形を手にもって現れ、ユーモアを交えつつ次のようにスピーチした。

「これは君のボブルヘッドだ。上を見上げれば、チャンピオンシップのバナーとともに君の永久欠番のバナーがある。そこに”殿堂入り”の言葉が今日加わったわけだ。他に何を飾ることができるだろう?このボブルヘッドよりも大きい、8フィート(約2.4メートル)の銅像をこのアリーナの外に建てよう!シャキール・オニールの銅像(ロサンゼルス・レイカーズのホームに2017年に設置)よりも大きくなくちゃだめだ(笑)」

 現在のヒートを牽引するジミー・バトラーはマーケット大出身でありウェイドの後輩にあたる。殿堂入り式典が行われた8月の会見では、「マーケット大出身で初の受賞になったけど、ジミーがいるから最後にはならないだろう」と後輩の今後の活躍に期待を寄せたウェイドだが、今回はまた違った形で、ヒートの後輩たちに新たな功績を見せつけることとなった。

 ヒートは1月15日の試合終了時点で23勝16敗。イースタンカンファレンスで、インディアナ・ペイサーズとニューヨーク・ニックスに勝率で並ぶ激しい順位争いの渦中にいるが、今回の嬉しいニュースをきっかけにヒートが躍進を遂げることができるか、引き続き注目したい。

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