2023.11.13
11月8日(現地時間7日)はアメリカでは選挙日(Election Day)とされており、多くの州で知事選挙や議会選挙のほか、市長選挙や住民投票なども行われる。そのため、NBAでは試合が予定されていない。
X(旧Twitter)をはじめソーシャルメディアでは、NBAの各チームが有権者に投票を呼びかけるよう積極的にポストしている様子が見られる。
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは「投票はとても大切なことだ。僕たちは投票によって、自分たちで変化をつくりだし、運命をコントロールする。多くの人々が変化を望んでいて、自分がやりたいことについて話している。その実現のためにも、投票は僕たちに与えられている機会だと思う」と話している。
昨シーズンの王者デンバー・ナゲッツのマイケル・マローンヘッドコーチはアメリカの歴史に触れ、「1960年代、人々は選挙権を得るために闘ってきた過去がある。そして今、リーグ全体、そして各チームや選手それぞれが協力し合って、人々に外へ出て投票へ行こうと呼びかけており、投票が困難な人たちのサポートもしている。この事実が大好きだ」とコメントした。
マイアミ・ヒートも、チームをあげて投票を呼びかけている。エリック・スポーストラHCは「投票は、僕たちが積極的に政治に参加して、自分の考えを表明できる機会の一つだ。社会に対して希望を持てない日々があると思うけど、僕たちは投票する権利を持っている。これは大きな責任でもあるんだ」と自身の考えを表明した。ダンカン・ロビンソンは「何か気にしている課題があって、それについて意見したい、変わってほしいと思っているのであれば、外に出て選挙権を行使することはとても大事なアクションだよ」と投票を促している。
NBAはリーグ全体で投票を呼び掛けており、選挙日前日となる11月7日(現地時間6日)までの試合では、胸に大きく「VOTE(投票に行こう)」と書かれたウォームアップTシャツを用意していたチームが多く見られた。NBAの選挙特設サイトも用意されており、そこでは各有権者が投票所の場所や候補者の詳細を確認できる。
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