2023.12.29

ニコラ・ヨキッチが人生観を語る「キャリアを終えたら、誰も僕のことを知らなくていい」

ヨキッチが自身の人生観を語った[写真]=Getty Images
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 12月29日(現地時間28日、日付は以下同)。デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが、チームメートのマイケル・ポーターJr.のポッドキャスト番組“Curious Mike podcast”へ出演した模様がYouTubeへ公開された。

 セルビア出身のヨキッチは、シーズンMVPに2度、オールNBAチームとオールスターにそれぞれ5度も名を連ねた万能型ビッグマンで、昨シーズンはナゲッツを球団史上初のNBAチャンピオンへ導き、ファイナルMVPに選ばれたリーグ最高級の実力者。

 一方のポーターJr.はナゲッツ不動の先発スモールフォワードを務める選手で、そのシュート力を武器に活躍を続けている。両選手は今シーズンで共演5年目となるのだが、番組内でヨキッチは“人生における究極のゴール”を口にしていた。

「最終的に、僕らはただのバスケットボール選手なんだ。僕らは自分たちがやっていることが得意なだけであって、メディアが僕らの周りにいる。で、そのメディアと人気のお陰でサラリーをもらっている」

「有名になることを好む人もいると思う。僕はそうじゃないんだ。(だから)キャリアを終えたら、誰も僕のことを知らなくていい。で、将来、自分の子ども、あるいは子どもたちにはバスケットボール選手ではなく、父親として覚えていてくれればいい」 

 ヨキッチとポーターJr.が所属するナゲッツは、28日を終えた時点でウェスタン・カンファレンス3位の22勝10敗。特にヨキッチは今シーズンもMVP候補上位に入っており、オールラウンドな活躍が光る。

 28歳のヨキッチが、今後どれだけ長くプロバスケットボール選手としてのキャリアを続けていくかは誰にも分からない。だがソーシャルメディアを通じて世界中へ好プレーやハイライトなどが拡散されるだけに、バスケットボールやスポーツを愛する人たちの記憶からこの男の存在を消すことはさすがに難しい。

 ただ、ヨキッチは人生において、プロバスケットボール選手としてだけでなく、父親として自身にできることにもフォーカスしているということなのだろう。

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