2024.05.02

バックスが“NBAプレーオフ史上初の快挙”を達成…第6戦で2枚看板が待望の復帰か?

バックスのリラード(左)とアデトクンボ(右)[写真]=Getty Images
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 イースタン・カンファレンス第3シードのミルウォーキー・バックスと、第6シードのインディアナ・ペイサーズによる「NBAプレーオフ2024」ファーストラウンドは、初戦こそバックスが制すも、翌第2戦からペイサーズが3連勝を飾って3勝1敗と王手をかけた。

 1勝3敗に追い込まれたバックスは、5月1日(現地時間4月30日、日付は以下同)にホームのファイサーブ・フォーラムでシリーズ第5戦に臨み、115-92で制して2勝3敗と踏ん張り、第6戦へ望みをつなげた。

 この日のバックスは、レギュラーシーズンでチームトップの平均30.4得点のヤニス・アデトクンボ、チーム2位の同24.3得点のデイミアン・リラードというチームトップ2スコアラーを欠きながらプレーオフに勝利。これはNBAプレーオフ史上初の快挙となる。

 試合ではクリス・ミドルトンが29得点12リバウンド5アシスト、ボビー・ポーティスが29得点10リバウンド、マリーク・ビーズリーが18得点4リバウンド3スティール、パトリック・ベバリーが13得点12アシスト2スティール、ブルック・ロペスが12得点2ブロックで勝利に貢献した。

2枚看板をケガで欠くチームで奮闘するミドルトン[写真]=Getty Images

 両チームによる第6戦は、3日にペイサーズのホームで開催される。2勝3敗のバックスは、依然として窮地に陥っており、ペイサーズ有利という状況に変わりはない。

 ただ、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)はアキレス腱を痛めているリラード、左ふくらはぎ負傷のアデトクンボが戦列復帰に向けて「すごく近づいていると思う」と口にしていた。

 2試合連続で欠場中のリラードは、先週末こそウォーキングブーツを着用していたものの、現在は着脱しており、第5戦前にはコート上でシューティングをこなし、2日にワークアウトをする予定。

 一方、4月10日のボストン・セルティックス戦を最後に欠場が続いているアデトクンボは、1日にコート上で多くのことをこなさなかった。それでも、リバースHCによると、29日には負傷後初めてコート上を走り回っており、復帰に向けて着実に前進しているという。

 もしリラードとアデトクンボがそろって復帰となれば、バックスにとって非常に心強く、シリーズの流れを変える可能性も十分ありそうだ。

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