2024.03.15

ナゲッツが昨季ファイナル再戦に勝利…球宴後リーグベストの戦績でウェスト首位に浮上

ナゲッツのヨキッチ(左)とゴードン(右)[写真]=Getty Images
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 3月14日(現地時間13日、日付は以下同)。「NBAファイナル2023」のリマッチがカセヤ・センターで行われ、昨シーズンの王者デンバー・ナゲッツが100-88でマイアミ・ヒートとのアウェーゲームを制し、今シーズンの直接対決を2戦全勝で終えた。

 同点5度、リードチェンジ9度を記録したこの一戦。最終クォーターでナゲッツがリードを保持する展開のなか、ホームのヒートが食らいつき、2点差まで縮める場面もあったが、同クォーター序盤にはアーロン・ゴードンとクリスチャン・ブラウンが加点。残り約5分からはマイケル・ポーターJr.レジー・ジャクソンのショットでリードを広げていった。

 ナゲッツではポーターJr.がゲームハイの25得点に7リバウンド、ゴードンが16得点8リバウンド4アシスト、ジャマール・マレーが14得点5アシスト、ニコラ・ヨキッチが12得点14リバウンド6アシスト、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが9得点2スティールを記録。

 4連勝を飾ったナゲッツは、オールスターブレイク後の戦績をリーグベストの10勝1敗とし、46勝20敗でウェスタン・カンファレンス首位へ浮上。2位のオクラホマシティ・サンダー(45勝20敗)が0.5ゲーム、3位のミネソタ・ティンバーウルブズ(45勝21敗)が1.0ゲーム差で迫る大混戦ながら、大きな勝利を手にしたと言えるだろう。

 昨シーズンにウェストトップの53勝29敗でレギュラーシーズンを終え、結果としてNBAファイナルまでホームコート・アドバンテージを手にしてプレーオフを勝ち抜いたこともあり、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)はこう話していた。

「我々が(第1シードを)獲得できるなら取りにいく。それを回避しようとはしない。昨年、プレーオフ全体でホームコート・アドバンテージを得たことは非常に効果的だったからだ」

 2連覇を狙う今シーズン。ナゲッツはホームのボール・アリーナで27勝6敗と大きく勝ち越している。また、不動の先発陣(ヨキッチ、マレー、ゴードン、ポーターJr.、コールドウェル・ポープ)で臨んだ試合では32勝9敗(勝率78.0パーセント)という驚異的な戦績を残しているだけに、このままウェスト首位の座をキープできるか注目していきたい。