2024.04.24

「クソばかげている」「本当に気に障る」ジャッジに対して怒り心頭のレブロン

レブロンがナゲッツ戦で下されたジャッジに怒りの声 [写真] = Getty Images
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 4月23日(現地時間22日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地ボール・アリーナでデンバー・ナゲッツとのプレーオフ第1ラウンド第2戦を戦った。

 前半に最大20点のリードを奪っていたレイカーズだったが、第1戦同様後半に追いつかれ、ジャマール・マレーのブザービーターにより最終スコア99-101でシリーズ2敗目を喫してしまった。

 試合後のインタビューではレイカーズの選手が苛立ちを露わにした。アンソニー・デイビスは、試合後インタビューでラストプレーの状況を問われると「ジャマール・マレーがシュートを決めた」とだけコメントし、マイクを置き会場を去ってしまった。

 20点のリードを覆された上にブザービーターで逆転負けという悔しい結果なだけに選手の苛立ちも相当なものだったと推測できるが、レブロン・ジェームズの苛立ちの矛先はジャッジに向いている模様。それは、第3クォーターに起きたレビューの結果に関するものだった。

 第3クォーター残り約40秒、レイアップを放ったディアンジェロ・ラッセルの目にマイケル・ポーターJr.の腕が直撃し、ファウルがコールされた。このコールに対してナゲッツ側がチャレンジを要求し、ジャッジはリプレーセンターと映像を確認したのち、ナゲッツのチャレンジを認めノーファウルとなった。

 審判のコメントによれば、ラッセルに対する接触はわずかなものでありシュートへの直接の影響はなかったとされている。この結果に対して、レブロンは怒りを隠しきれずに次のようにコメントした。

「正直に言って、リプレーセンターで何が起こっているのか理解できない。今年も、去年も、ずっと同じことを言っている。D-lo(ラッセル)は明らかにドライブで顔面を殴られている。こんな判断が行われるのなら、いったい何のためのリプレーセンターなんだ?全くわけがわからない」

 その後も「わけがわからない」「本当に気に障る」と繰り返したレブロンは、記者に対して質問に回答できていないことを詫びた上で「こんなクソみたいなことが起きるなんて」と続けている。

「シクサーズとニックスの試合で何が起きていたかも見た。俺たちは、いったい何をしているんだ?」

 現地メディア『ESPN』の記者によると、レブロンはマイクを置いた後「クソばかげている」と口にしている。レブロンが言及している「シクサーズとニックスの試合」では、シクサーズのリードで迎えた試合時間残り27秒の局面で、シクサーズに対するニックスの2度のファウルがどちらもコールされず、タイムアウトの要求も通らないまま試合が続行した結果、ニックスが逆転3ポイントを沈めシクサーズに勝利している。

 シクサーズとニックスの試合に関しては、試合の最後2分間における審判の評価を行う「ラスト2ミニッツレポート」で審判ミスがあったと正式に公表された。レイカーズとナゲッツの試合においても同レポートはリリースされているが、問題のプレーは第3クォーターに起こっているため評価の対象になっていない。

 シクサーズ、レイカーズと立て続けにジャッジに関する疑問が噴出している今シーズンのプレーオフ。リーグ側には何かしら改善の余地を探る必要があるのかも知れないが、選手には、次の試合に向けてどうにか切り替えてほしいものである。

 レイカーズとナゲッツの第3戦は、会場をロサンゼルスに移して26日11時にティップオフ予定。

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