2024.05.01
4月28日(現地時間27日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズはホームのクリプトドットコム・アリーナで、デンバー・ナゲッツとの「NBAプレーオフ2024」ファーストラウンド第4戦に臨んだ。
3連敗で後がないレイカーズは、序盤からリードを手にすると、相手の追い上げにも屈することなく、後半に入ってからもリードを保ち、最終スコア119-108で勝利を飾り、シリーズを第5戦へと引き延ばすことに成功。
昨年のカンファレンス・ファイナル(4戦全敗)を含めて、レイカーズはナゲッツに11連敗を喫していたのだが、この試合でようやく連敗に終止符を打ち、今年のプレーオフ初勝利を飾った。レイカーズがナゲッツに勝利したのは、2022年12月17日以来、実に498日ぶりのこと。
この日のレイカーズはレブロン・ジェームズが30得点5リバウンド4アシスト3スティール1ブロック、アンソニー・デイビスが25得点23リバウンド6アシストと2枚看板が大活躍。さらに第3戦で7本のショットすべてを落として無得点だったディアンジェロ・ラッセルが21得点4リバウンド4アシスト、オースティン・リーブスが21得点6アシストをマーク。
ペイントエリアの得点で72-52と主導権を握ったレイカーズは、デイビスの獅子奮迅のリバウンドの数々、ラッセルとリーブスの追加点もあってリードを昨シーズンの王者相手に死守したのだが、勝利の最大の立役者はやはりレブロン。
ポストから効果的に加点し、後半にはカッティングしてチームメートとの合わせから豪快なアリウープダンクをたたき込んだだけでなく、ジャマール・マレーのフィンガーロールをチェイスダウンブロックで仕留め、ニコラ・ヨキッチからスティールして豪快なダンク、相手からテイクチャージを奪うなど体を張り、最終クォーターだけで14得点を荒稼ぎし、見事レイカーズを勝利へ導いた。
「俺たちにとって唯一の機会は次の試合でプレーすること。(この勝利で)自分たちへ新たな希望を与えた。俺たちにとっては、1試合で勝敗が決まるんだ」
試合後にそう語ったレブロンは、30日に敵地ボール・アリーナで迎えるシリーズ第5戦に向けてこう気を引き締めていた。
「月曜日(日本時間の火曜日)は、俺たちにとって今シーズン最も重要な試合になる。自分たちはそのことを分かっている。負けてしまえば、シーズンが終わってしまう位置にいる」
ナゲッツとレイカーズによるシリーズは、ナゲッツが3勝1敗でカンファレンス・セミファイナル進出に王手をかけているため、依然としてレイカーズが劣勢という状況に変わりはない。
ただ、第4戦で勝ち切ったことを機に、レイカーズがレブロンとデイビスを中心に息を吹き返し、敵地でも勝利することができるか注目していきたい。
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