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昨シーズンの王者デンバー・ナゲッツは、4月26日(現地時間25日、日付は以下同)に行われたロサンゼルス・レイカーズとの「NBAプレーオフ2024」ファーストラウンド第3戦を112-105で制し、3勝0敗でシリーズ突破に王手をかけた。
この日のナゲッツはアーロン・ゴードンが29得点15リバウンド、ニコラ・ヨキッチが24得点15リバウンド9アシスト、ジャマール・マレーが22得点5リバウンド9アシスト、マイケル・ポーターJr.が20得点10リバウンドと、4選手が20得点超え。
この勝利で、ナゲッツは昨シーズンから続くレイカーズ戦の連勝を11へ伸ばした。チーム最古参となる在籍9年目のヨキッチは、試合後にこう話していた。
「僕らにとって、勝つことはライフスタイルなんだ。勝っている時は本当にいい気分。たくさんの試合で勝利できている時は特にね。みんながハッピーだし、全員がプレーしたくなるものだし、システムを信じるんだ。僕がここへやって来た時、このチームは負けていた。だからこそ、僕はもうあの時に戻りたくないんだ」
ヨキッチが新人だった2015-16シーズン。ナゲッツはウェスタン・カンファレンス11位の33勝49敗で、続く2016-17、2017-18シーズンはわずか1勝差でプレーオフ進出を逃し、悔しい思いをしてきた。
その後ナゲッツは2018-19シーズンからプレーオフ常連となり、昨シーズンまでの5年間でファーストラウンド敗退は2022年の一度のみ。2020年はファーストラウンド、カンファレンス・セミファイナルを4勝3敗で勝ち上がり、カンファレンス・ファイナル進出を飾るも、当時はレイカーズに1勝4敗で散った過去がある。
そうした悔しい敗戦をチームとして経験し、ナゲッツはヨキッチとマレーの周囲にポーターJr.、ゴードン、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープという現在の主軸を集めてロスターを形成し、「NBAプレーオフ2023」ではカンファレンス・ファイナルでレイカーズを4戦無敗のスウィープで下すなど16勝4敗で勝ち上がり、球団史上初のNBAチャンピオンとなった。
28日の第4戦で、ナゲッツはまたしてもレイカーズへスウィープ決着するのか、それともレイカーズがホームで一矢報いてシリーズを引き延ばすのか。常勝チームと化したナゲッツをけん引するヨキッチのプレーに注目だ。
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