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2025.01.30
NBAは前身のBAA時代初期の1946-47シーズンから現在進行している2024-25シーズンまで、79シーズンに渡って48分間(12分×4クォーター)のレギュレーションで試合が行なわれてきた。
ただその一方で、オリンピックやFIBAワールドカップなどの国際大会やカレッジバスケットボールなどのレギュレーションは40分間(10分×4クォーター)のゲームとなっている。
試合の中にはタイムアウトやハーフタイム、リプレー検証の時間などもあるほか、乱闘やアクシデントが起きた場合は時計を止めて中断したり、試合時間を遅らせて開催するなど、いろいろな要素が絡んでくる。
そうした中、NBAコミッショナーのアダム・シルバーが1月30日(現地時間29日、日付は以下同)に“The Dan Patrick Show”へリモートでゲスト出演し、試合時間についてこう話していた。
「バスケットボールの国際化が進んでいく中で、NBAは48分間で試合を行なう唯一のリーグとなっています。そして私は、10分の4クォーター制のファンです。2時間に収まるフォーマットの方が、現代のテレビを見る習慣により適していると思っています」
『ESPN』のデータによると、NBAの今シーズンの試合は平均で2時間16分。過去15シーズンの平均2時間15分と同等なのだが、コミッショナーはこうも口にしていた。
「テレビ中継は2時間で組まれていると思います。オリンピックのバスケットボール放送は2時間です。それにカレッジのバスケットボールも40分間のゲームです」(NCAA女子は10分×4クォーター、NCAA男子は前半と後半で各20分の計40分間)
昨夏アメリカ代表は“40分間”のオリンピックを制した[写真]=Getty Images
48分間のレギュレーションで、ファウル6回でファウルアウトなど、NBAには独自のルールがあり、世界最高級の実力者たちが世界中から集結し、競争力のあるリーグが展開されている。
ただ、そこで今後レギュレーションを48分から40分に変更するとなると、選手たちのプレータイム管理はより複雑化し、公式戦で試合経験を積めなくなる選手たちが出てきてしまう恐れもある。
今シーズン、平均出場時間でリーグトップに立つミケル・ブリッジズ(ニューヨーク・ニックス)は38.4分を記録。平均37.0分以上に広げれば計5選手おり、プレーオフになればさらに伸びてくるため、フル出場する選手が増えることが容易に想像できる。
また、これまでの1試合最多記録や1つのクォーター、あるいはハーフ(前半または後半)における記録の数々も、レギュレーションを40分にした際には新たに塗り替えることは非常に難しくなるだろう。
NBAコミッショナーが今回発言した試合時間、レギュレーションに関しては、視聴率低迷を受けて回復させるために模索している段階だからなのかもしれない。
昨年末。『Sports Media Watch』は、NBAがクリスマスに入って視聴率が前年比25パーセント減、全体で見ても2012年から48パーセント減と報じていた。
もしかすると、コミッショナーはレギュレーション変更を視聴率の低迷脱却に向けた打開策の1つと捉えているのかもしれない。
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