2025.06.19

右ふくらはぎ負傷のハリバートンが第6戦へ意気込む「出場するために全力を尽くしていく」

ペイサーズで司令塔を務めるハリバートン[写真]=Getty Images
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 6月19日(現地時間18日、日付は以下同)。「NBAファイナル2025」第6戦を翌日に控え、オクラホマシティ・サンダーとインディアナ・ペイサーズがチーム練習に臨んだ。

 1勝2敗で迎えた第4戦から2連勝で3勝2敗と王手をかけたサンダーに対し、ペイサーズは「NBAプレーオフ2025」で初の2連敗。球団史上初のNBAチャンピオンになるためには、ホームのゲインブリッジ・フィールドハウスで開催される20日の第6戦で勝利し、3勝3敗の逆王手に持ち込むことが必須となる。

 17日の第5戦で右ふくらはぎを負傷したペイサーズのタイリース・ハリバートンは、試合後に「今夜の僕はまったくいいプレーができなかった。でもこの場でプレーしないなんて考えていない。歩けるならプレーしたい」と話していて、19日も次戦でプレーすることを心底望んでいた。

「(この状態でプレーすることには)リスクが伴うことを理解しないといけない。けど僕は競争を好む人間だからプレーしたいんだ。出場するために全力を尽くしていく」

 第6戦におけるハリバートンの出場ステータスはクエスチョナブル(Questionable=不確か)。コートに立つかどうかが決まるのは、試合前の判断で決定する様相となっている。

 このシリーズで、ハリバートンは平均15.0得点6.2リバウンド7.2アシスト1.2スティールを記録。ペイサーズの司令塔で、この男が得点やアシストの数字を伸ばせば、試合を有利な展開へもっていくことができることは間違いない。

 ただ、第5戦ではふくらはぎのケガで動きが制限されたこともあり、6本放ったショットをすべて落とし、フリースローのみの4得点に7リバウンド6アシストに終わっていて、第6戦に出場できたとしても、本来のパフォーマンスを発揮できるかは微妙。

 ペイサーズはパスカル・シアカムのシリーズ平均20.6得点を筆頭に、計8選手が平均2ケタ得点を残している。そのため、司令塔を欠いたとしても、アンドリュー・ネムハードやアーロン・ニスミス、ベネディクト・マサリンTJ・マッコネルらがステップアップして好勝負を演じる可能性は残されている。

 はたして、今年の頂上決戦はサンダーが第4戦から3連勝で締めくくり、リーグ制覇を果たすのか。それともホームでペイサーズが粘って勝利をつかみ、3勝3敗の逆王手に持ち込むのか。両チームによる頂上決戦の第6ラウンドも必見だ。

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