2019.09.13

再延長にもつれた熱戦はスペインに軍配、オーストラリアを退け決勝進出

ダブルオーバータイムに及ぶ一戦を制したスペイン代表 [写真]=fiba.com
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 9月13日に中国の北京で「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」のセミファイナルが行われ、スペイン代表(FIBAランキング2位)とオーストラリア代表(同11位)が対戦した。

 第1クォーターを22-21で終えると、続く第2クォーターはオーストラリアのペース。開始約4分間を無得点に抑えると、ニック・ケイのレイアップ、パティ・ミルズ(サンアントニオ・スパーズ)とジョック・ランデールの3ポイントなどでリードを奪った。一方のスペインはこの10分間で10得点しか奪えず。32-37で試合を折り返した。

 第3クォーターもミルズ、アーロン・ベインズ(フェニックス・サンズ)を中心に点差を広げ、開始5分10秒の時点で39-50とオーストラリアが11点リード。追いかけるスペインはマルク・ガソル(トロント・ラプターズ)、リッキー・ルビオ(フェニックス・サンズ)などの得点で追いあげると、残り1分42秒にセルヒオ・リュルが3ポイントを決めて相手に詰め寄った。

 51-55で突入した第4クォーターは、スペインが残り4分22秒からパウ・リバスとリュルの連続得点で2点差まで迫った。さらに、同8秒に逆転したものの、オーストラリアは同4秒にミルズが1本のフリースローを成功。71-71の同点でオーバータイムに突入した。

 延長戦はスペインが先取点を取り、ガソルの3ポイントで5点リード。しかし、オーストラリアは追いあげを見せると、残り2分24秒に同点に追いつき、同14秒に2点のリードを奪った。追い詰められたスペインだが、残り4秒にガソルが2本のフリースローを沈め、試合はダブルオーバータイムに突入。

 再延長戦はスペインが序盤にガソルやリュルの得点で抜けだし、最終スコア95-88で勝利。熱戦を制してファイナル進出を決めた。

■試合結果
スペイン 95-88 オーストラリア
ESP|22|10|19|20|9|15|=95
AUS|21|16|18|16|9|8|=88