2016.10.15

中地区の首位決戦、完成度抜群の川崎に、SR渋谷はベンチも含めた総力戦で対抗

 ともに前節のホームゲームで連勝した2クラブの激突。中地区の首位を争う対決であり、どちらにとってもNBL出身チームとの今季初顔合わせとなる。

 前節のサンロッカーズ渋谷はアイラ ブラウンがゴール下で躍動し、カディーム ジャックの不在を感じさせない試合運びを見せた。帰化選手を抱える強みを発揮した格好だが、藤高宗一郎やベンドラメ礼生というベンチスタートの選手もそれぞれの役割を果たし、BT テーブスヘッドコーチも手応えを感じてきている様子だ。

 川崎ブレイブサンダースも、前節は2戦とも危なげない展開。新外国人ライアン スパングラーもすでにチームにフィットしており、永吉佑也らベンチメンバーの活躍も光った。攻守ともにチームプレーが機能し、チームの完成度は高い。

 企業チームからプロチームに変わり、初めてホームゲームを開催した両チーム。SR渋谷はホーム開幕で両日各2000枚のTシャツを無料配布したこともあり、アリーナはチームカラーの黄色で埋まった。川崎も集客数は悪くなかったが、ホームゲームの雰囲気作りという点ではやや劣った。SR渋谷の本拠地で行われる今回の対戦、ホームのブースターはチームを押しあげることができるのか。

文=吉川哲彦

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