2025.04.21

デマー・デローザンが寿司屋で大喧嘩…相手は救急車で搬送、地元警察が調査中

キングス移籍1年目のシーズンを終えたデマー・デローザン[写真]=Getty Images

 サクラメント・キングスデマー・デローザンが、一足先のオフシーズン早々、乱闘騒ぎに関与した。

 現地メディア『TMZ』が最初に報じたこの事件は、ロサンゼルス屈指の富裕層住宅地であるカラバサスの寿司屋『Yume Sushi』で起きた。同メディアが公開した映像では、6度のオールスターが激昂し、床に倒れて足を突き出す男性に激しく詰め寄っている様子がはっきりと確認できる。

 目撃者の証言によれば、床に倒れている男性が、6度のNBAオールスター選出歴を持つデローザンの顔に強いライトを点灯させたスマートフォンを突きつけたことが騒動の発端となったという。写真を要求したのかは定かでないが、デローザンはその男の手から携帯電話をはたき落とし、その後に激しい乱闘へと発展した模様だ。

 デローザンは、スーツ姿の男性やスウェットを着た女性らに制止され、レストランの奥へと下がっていくが、床に押さえつけられていた男性は食い下がるかのようにスマートフォンを返すよう要求。また、女性が「彼(相手の男性)なんか相手にする価値ないわ」と、デローザンをなだめる姿も記録されている。

 約30秒の映像の前後でも騒動は続いていたようで、地元警察は事件が起きた18日(日本時間4月19日)の午後10時半頃に通報を受けて、寿司屋に急行。『TMZ』によれば、警察は現在も同事件を調査中だという。

 デローザンと騒動を起こした男性はその後、救急車で搬送。乱闘の影響で店内にはガラスやカトラリーが飛び散り、相手は何かしらのケガをしたものと思われている。

 今シーズンよりキングスでプレーするデローザンは、同球団所属初年度ながらも平均22.2得点、3.9リバウンド、4.4アシストを記録。4年連続のシーズン70試合以上出場、7年連続フィールドゴール47パーセント以上と、35歳になった現在でも安定感は抜群で、来シーズンはパートナーであるザック・ラビーンとの雪辱に期待が寄せられている。

 キングスの背番号10には少なからず、プレーオフに進めなかったフラストレーションが溜まっていたのだろう。そんな矢先、気分を晴らすディナーでライトを突きつけられて、怒りが爆発したのかもしれない。

 なお、所属球団のキングスからコメントの発表はない。
 
文=Meiji

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