2016.10.15

京都は新外国人2人の出来がカギ、琉球は主将の岸本が復調の兆し

 京都ハンナリーズは、ここまでの3節はすべて1勝1敗。開幕5連敗の滋賀レイクスターズに初白星を献上するなど、ここまではやや安定感に欠けている。

 それは、新外国人2人の成績に表れている。ローレンス ヒルはここまで1試合平均約8得点にとどまり、マーカス ダブも約5 得点、リバウンドも2人合わせて8本にとどまっている。戦術理解度が深まれば得点が増える見込みもあるが、リバウンドは本人の意識次第。2人が求められている役割を自覚する必要がある。

 インサイドがケビン コッツァーに頼りきりになっている現状では、佐藤託矢もキーパーソンになってくる。ポストプレーのうまい選手であり、外に開いて3ポイントを打つこともできる。ケガに悩まされることの多い選手だが、今季は1試合平均で約18分出場とコンディションは問題なさそうだ。

 琉球ゴールデンキングスは、前節でシーホース三河から1勝を挙げた。喜多川修平とラモント ハミルトンがオフェンスの軸となる中で、厳しいマークを受けてきたキャプテンの岸本隆一も徐々に本来の姿を取り戻しつつある。昨季のbjリーグ最高勝率の京都に、王者の琉球というカード。意地のぶつかり合いが見られることを期待しよう。

文=吉川哲彦

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