2017.04.22

メンタル面が勝敗に直結、ボールへの執着心をより強く示せるのはどちらか

 三遠ネオフェニックスとの前節1戦目は川村卓也が27得点と本領を発揮したものの、チームとしては64得点。2戦目も川村が24得点を挙げながら、第3クォーターの32失点が響いた。これで、8連敗の後1勝を挟んで9連敗。富山グラウジーズと勝率で並び、中地区最下位に転落した。今節の新潟アルビレックスBB戦も連敗すれば、いよいよ残留プレーオフが現実味を帯びる。

 その新潟も前節は連敗した。1戦目では五十嵐圭が1本しかシュートを打たせてもらえずに無得点。久しぶりにスターターを務めた池田雄一も無得点だった。2戦目は五十嵐が14得点と持ち直したが、オフェンスリバウンドを18本も奪われて失点がかさんだ。地区2位まで6ゲーム差、ワイルドカード2位とも5ゲーム差に広がり、後がなくなった。

 置かれている立場を考えると、両チームとも選手層や戦術以上にメンタルが勝敗に直結するだろう。リバウンドやルーズボールへの執着心をより強く示したチームが、勝利をつかみ取るに違いない。

文=吉川哲彦

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