2017.10.24

鵜澤潤と佐藤託矢、日本人インサイドのマッチアップを制するのは

 レバンガ北海道をホームに迎えた新潟アルビレックスBBは前節、2戦とも北海道の粘りに我慢しきれず、逆転で白星を落とした。1戦目は五十嵐圭池田雄一が11得点、2戦目も五十嵐が19得点、鵜澤潤が11得点と、昨季の課題だった日本人の得点は増えているが、ダバンテ・ガードナー以外の外国籍選手の存在感が薄い。特にジャレッド・バーグレンはここまで7試合出場で計25得点。現在3勝5敗と黒星が先行している要因の一つだ。

 横浜ビー・コルセアーズも、前節はシーホース三河に連敗。1戦目こそ一時3点差に迫る惜しい黒星だったが、2戦目は27点差と現状を象徴するように大敗を喫した。やはり川村卓也が封じられると後手に回ってしまう印象だ。湊谷安玲久司朱に加え、ジェイソン・ウォッシュバーンも長期離脱することとなり、1勝7敗の重苦しいムードに追い打ちをかけている。

 興味深いのは、日本人インサイドのマッチアップ。ここまで3ポイント成功率が5割を超えている鵜澤に対し、佐藤託矢も前節2戦目で3ポイント3本を含む15得点5リバウンド6アシストと活躍した。いかにチームのウィークポイントを補うことができるか、チームの浮上という点においてもカギになる2人の争いは見ものだ。

文=吉川哲彦

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