2017.10.24

守りに定評のある船生誠也がキーマン、絶好調の宇都直輝を止めることができるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 第3節を終えて1勝5敗と苦しむ中、大宮宏正に加えて前節は張本天傑も欠場を余儀なくされ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズは厳しい戦いを強いられるかと思われたが、三遠ネオフェニックスに連勝。巻き返しへの期待感を抱かせるには十分な成果だった。

 1戦目では、今季初めてスターター起用された船生誠也が6スティールと持ち前のディフェンス力を発揮。チームオフェンスも好調で89得点を奪った。2戦目はジャスティン・バーレルがわずか3得点に終わったが、クレイグ・ブラッキンズが27得点、笹山貴哉が21得点でカバー。計91得点を挙げ、快勝と言っていい内容だった。

 前節に続くホームゲームの相手は富山グラウジーズ京都ハンナリーズとの前節1戦目は、ともに90点台のハイスコアゲームを1点差で制した。2戦目は得点が伸びずに敗れたが、宇都直輝が1戦目で28得点5リバウンド10アシスト、2戦目で20得点11リバウンド4アシストと圧倒的なパフォーマンスを披露している。

 名古屋Dはその宇都に対し、誰をマークにつけるか。オフェンスで支配力のある宇都とディフェンスが持ち味の船生がマッチアップすると、サイズやフィジカル面もほぼ同等で見応えのある攻防になりそうだ。

文=吉川哲彦

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