2017.10.27

今季唯一の帯広開催はオフェンス力で好対照を成すチームの顔合わせ

 そのオフェンス力で6勝2敗と順調に勝利を重ねてきたレバンガ北海道が小休止。アウェーでの千葉ジェッツ戦は立ちあがりから攻守で圧倒され、前半で31点の大量ビハインドを背負った。後半に盛り返したものの、結局今季最少の68得点で完敗。3ポイントが23本中3本成功と低調で、折茂武彦が無得点に終わったのも痛かった。今節はホームに戻り、今季唯一の開催となる帯広市総合体育館に栃木ブレックスを迎える。

 栃木は得点力不足が未だ解消されない。サンロッカーズ渋谷戦も序盤から得点が伸びず、最終的に65得点で20点差の敗戦。遠藤祐亮が17得点と奮起したが、ライアン・ロシターが今季初の1ケタ得点で終わった。フリースローもセドリック・ボーズマンが7本すべて決めた以外はロシターが2本打って1本成功したのみ。ここまでの9試合は3ポイント、2ポイントともに成功率がリーグ最下位と、状況は深刻だ。

 オフェンス力で好対照を成す顔合わせだが、失点は北海道のほうが多く、栃木がそこにつけこむことができるか。キーマンはアウトサイドシュートが売りの喜多川修平だ。対する北海道は、帯広市出身の多嶋朝飛田臥勇太に敢然と立ち向かう姿を見せてくれるだろう。

文=吉川哲彦

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