2026.08.16
NBA 2026-27シーズンに向けて、時間は刻一刻と迫っている。
今シーズンは、長期離脱を余儀なくされたスター選手たちが相次いでコートへの復帰を目指している。アキレス腱や前十字靭帯断裂は、かつては選手生命を左右するとまで言われた重大な負傷。近年は医療やリハビリ技術の進歩によって復帰例が増えた一方、コートに帰ってくることと、以前のパフォーマンスを取り戻すことは全くの別の問題でもある。
リーグの看板と球団の未来を背負う選手たちは、再発の不安を抱えながらも、再び自身の身体を信頼できるのか。大怪我から帰ってくる彼らの現在地と、チームの現在地を予習しておきたい。

[写真]=Getty Images
エースの不在は想像以上の痛手となり、昨シーズンのペイサーズは19勝63敗と大きく成績を落とした。だが、頂点まであと一歩に迫ったチームのコアは残っている。ハリバートンの復帰は、単なる戦力の上積みではない。ゲームメイキング、トランジション、アウトサイドを軸とするリック・カーライルの組織化されたフローオフェンスというシステムそのものを取り戻すことを意味する。
ハリバートンの復活が、そのままチームの復活になるのか。そして、背番号0がアキレス腱断裂前のプレースピードとゲーム支配力をどこまで取り戻せるかが、ペイサーズの焦点となる。

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ブレイザーズは今、非常に興味深い球団の一つだろう。デニ・アブディアの開花、シェイドン・シャープ、スクート・ヘンダーソン、ドノバン・クリンガンらの成長。そして、ドリュー・ホリデーの経験を残しながら、ジャ・モラントという未完の大器が加入した。
リラードは回復に努めながら、若手とのリレーションを保ってきた。36歳という年齢で大ケガから復帰するだけでも大きな挑戦だが、その舞台がポートランドであることはカムバックを特別なものにする。
若いロスターの中で、ベテランのリラードがどのような役割を担うのか。Dame Timeの針が再び動き出そうとしている。

[写真]=Getty Images
環境が大きく変化したマーベリックスにとって、アービングは“最後の1ピース”である。一方で、同選手の代名詞であるドライブには、急停止や方向転換という膝への負担が大きい動作が付きもの。チームへの適応はもちろんのこと、アービングの動きの質にはどのような変化があるのだろうか。

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昨シーズンのロケッツに欠けていたもの、それが絶対的なポイントガードの存在である。ロケッツはバンブリード不在の1年間、アメン・トンプソンやリード・シェパードに経験を積ませた。しかし、イーメイ・ウドカ ヘッドコーチはバンブリードの復帰により、高いバスケットIQから繰り出される効率的なゲームメイキングと、ペリメーター付近でのタフなディフェンスを取り戻すこととなる。
アルペラン・シェングンとのピックアンドロール、ケビン・デュラントの負担軽減など、復帰のメリットは次々と湧いてくる。マーカス・スマートという信頼の置けるバックアッパーも加わっただけに、バンブリートは心置きなく、自分のバスケットに集中することができるだろう。

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ジミー・バトラーは、今夏のオフを静観するゴールデンステイト・ウォリアーズにとって、唯一の“補強”となる。回復は順調に進んでおり、現在はクリスマス付近での復帰が見込まれている。ステフィン・カリーに残された時間は少なく、バトラーの復帰は王朝ウォリアーズ最後の優勝挑戦に直結する。
ジェイソン・テイタムとデジャンテ・マレーは、昨シーズン中にコートに帰ってきたものの、本格的な復帰は今シーズンと見るべきだ。
前者はジェイレン・ブラウンを失ったボストン・セルティックスにおいて、明確な負担増が確実に。二枚看板ではなく、正真正銘のエースとして勝利への責任が課せられることとなる。
後者も昨シーズン終盤に復帰。14試合に出場、平均27.8分のプレーで16.7得点を記録し、サンプルこそ少ないものの、フィールドゴール成功率はキャリアハイの48.4パーセントとなった。ザイオン・ウィリアムソンやジョーダン・プールも、世間からの批判を見返そうと躍起になるはず。トレイ・マーフィー3世やハーバート・ジョーンズといった実力派も健在で、ニューオーリンズ・ペリカンズがステップアップするなら今シーズンが勝負時だ。
文=Meiji
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