2025.06.28
5月24日(現地時間23日、日付は以下同)、インディアナ・ペイサーズは、敵地マディソン・スクエア・ガーデンで行われる「NBAプレーオフ2025」イースタン・カンファレンス決勝第2戦でニューヨーク・ニックスと対戦する。オーバータイムにもつれる激闘となった第1戦を制したペイサーズは、敵地での連勝を狙う。
22日の第1戦、ペイサーズは第4クォーター残り約1分で9点のビハインドを背負っていたが、アーロン・ニスミスの連続3ポイントなどで怒涛の追い上げを見せ、タイリース・ハリバートンのブザービーターで同点に追いつき、オーバータイムに突入した。そのまま流れを掴んだペイサーズが最終スコア138-135で勝利し、敵地で貴重な白星を挙げた。
第4クォーターの同点ブザービーターを沈めたハリバートンだったが、逆転弾を狙っていたもののわずかに3ポイントラインを踏んでしまっていた。シュートが入った瞬間は、ハリバートン自身を含むペイサーズ陣は逆転3ポイントと勘違いしチームは歓喜に湧いた。ハリバートンは、この試合で解説者としてコートサイドに座るペイサーズのレジェンドであるレジ-・ミラーの伝説的ポーズ“チョーク”を再現し、両手で首を絞めるポーズをとっていた。
この“チョーク”は1994年のNBAプレーオフで披露されたものであり、今回と同じくマディソン・スクエア・ガーデンでのイースタン・カンファレンス決勝のペイサーズ対ニックスというシチュエーションで生まれた。ミラーにトラッシュトークを仕掛けていたニックスの熱狂的ファンで知られる映画監督スパイク・リーに向かって、ミラーが「黙れ」とでも言うかのように両手で首をしめるポーズをとった。このポーズの直後、次々とシュートを沈めたミラーの活躍により、ペイサーズがニックスに逆転勝利を収めている。
31年前とほぼ同じシチュエーションの中、逆転勝利を収めたペイサーズ。ハリバートンはこの“チョーク”を次のように振り返っている。
「特にやろうと思っていたわけではないんだけど、昨シーズンにチームの皆から“やれ”と言われていたんだ。タイミングが来たら、とは思っていたし、今回が絶好の機会だと思ったんだ。あれが2ポイントだとわかっていたら、もちろんやらなかった。チャンスを無駄にしちゃったね。もう1回やったら“かっこつけすぎ”とか言われそうだから、もう二度とやらないよ」
因縁の対決であるペイサーズとニックスのカンファレンス決勝は怒涛の幕開けとなった。24日の第2戦以降、今後の展開からも目が離せない。
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