2025.10.15
インディアナ・ペイサーズの司令塔、タイリース・ハリバートンが婚約を発表した。相手はアイオワ州立大学時代から交際を続けていたジェイド・ジョーンズさんで、6年以上の交際を経てゴールインとなった。SNSに投稿された写真では、ハリバートンが母校のヒルトン・コロシアムでプロポーズする姿が収められ、多くの祝福が寄せられている。
ジェイドさんは現在、ウォルコット小学校の教師として働きながら、モデルやインフルエンサーとしても活動する多才な女性だ。NBA入り後は常にハリバートンのそばでキャリアを支えてきた存在であり、サクラメント・キングス時代からインディアナへの移籍、そして今季のプレイオフまで、コートサイドで声援を送る姿がファンにとってもおなじみとなっている。
今回の婚約発表は、ハリバートンにとってただの祝福ではない。今年6月、NBAファイナル第7戦で右アキレス腱を断裂し、シーズンを棒に振る重傷を負ったばかりだった。チームはすでに2025−26シーズンを全休する見込みであると発表しており、復帰は2026−27シーズン以降になる可能性が高い。
アキレス腱断裂はバスケットボール選手にとって最も過酷な怪我のひとつとされ、手術後の復帰には9カ月から1年を要することが一般的。しかも、アスリートとして元のレベルに戻るにはさらに長い時間と努力が必要だ。昨シーズン、平均18.6得点9.2アシストという好成績を記録していたハリバートンにとって、今回のケガは大きな試練である。
そんな困難な状況において、ジェイドさんの存在が精神的な支えとなっていることは間違いない。SNS上では「すべての段階で一緒に(Every step of the way)」というメッセージを添え、婚約への喜びとリハビリへの覚悟を同時に表現。ハリバートンもメディアのインタビューで「この時間を使って、ゲームに対する理解や心の持ちようを深めたい」と語っており、支えるパートナーと共に次なるステップに向かっている。
苦境の中で迎えた大きな節目。愛する人の存在が、新たなモチベーションとなる。ハリバートンが再びコートに立ち、輝きを取り戻すその日を、ファンは心待ちにしている。
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