
2025.06.28
6月23日(現地時間22日、日付は以下同)、「NBAファイナル2025」第7戦が行われ、オクラホマシティ・サンダーがインディアナ・ペイサーズを破り、フランチャイズ移転後初優勝を達成した。
敗れたペイサーズは、カンファレンス第4シードながらクリーブランド・キャバリアーズやニューヨーク・ニックスといった強豪に対して劇的勝利を続けてカンファレンス優勝を果たし、ファイナルでもレギュラーシーズン最多勝率を誇るサンダーを相手に第7戦まで粘る気迫あふれる戦いを見せた。
第6戦で右足のふくらはぎを痛めていたハリバートンは、痛みを推して第7戦に先発出場。序盤から3ポイントを3本沈めチームを牽引していたが、第1クォーター残り5分にアキレス腱を断裂しコートを去った。翌日正式な診断結果が公表され、来シーズンはほぼ全休の見込みと報じられている。
今回のプレーオフでアキレス腱断裂という大ケガに見舞われたのはハリバートンだけではない。デイミアン・リラード(ミルウォーキー・バックス)はペイサーズとのプレーオフ第1ラウンド第4戦で、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)はニックスとのカンファレス準決勝第4戦で、それぞれルーズボールを追う最中に倒れ込み、アキレス腱を断裂した。
現地メディア『ClutchPoints』はこの3人の共通点を挙げ、SNSで話題を呼んでいる。それは、全員がイースタン・カンファレンスの選手であるということに加え、全員が背番号が「0」を掲げているという事実である。さらに、全員の所属チームが直近約1年の間にトロフィーを獲得している。テイタムの所属するセルティックスは昨年の「NBAファイナル2024」でリーグ制覇を果たし、リラードの所属するバックスはレギュラーシーズン中に開催された「NBAカップ」で優勝している。ハリバートンは言うまでもなく、ニックスを破りカンファレンス優勝を果たしたばかりである。
NBAチャンピオンのトロフィーを獲得した今シーズンのサンダーには背番号「0」の選手がいないため、この悲しいジンクスが引き継がれることはないだろう。しかし、82試合のレギュラーシーズンをこなし、直後からプレーイン・トーナメントを含めたポストシーズンを戦い抜かなければならない過酷なNBAの試合スケジュールにおいては、特にオールスターに選出されるようなスター選手に対する肉体的負荷の高さはかねてより課題視されている。このポストシーズンの惨事を経て、リーグ運営に何らかの形でメスが入ることになるか、注目したい。
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