2017.10.27

戦術がカギの名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、難敵のオフェンス力をどう止めるか

 シーホース三河金丸晃輔橋本竜馬が戦列に戻り、三遠ネオフェニックスとのハイスコアなクロスゲームを制した。勝利に最も貢献したのは、第4クォーターだけで17得点の桜木ジェイアール。トータルでも29得点9リバウンド8アシストと、あわや“トリプルダブル”という大活躍だ。チーム全体でも2ポイント成功率が7割に迫り、フリースローは11本しか打っていないが1本も外していない。

 今節は、前節に続いての“愛知ダービー”となる名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦。富山グラウジーズと対戦した名古屋Dは、前半で18点のリードを奪って勝利を収めた。ここ3試合は張本天傑を欠いているにもかかわらず、平均90得点弱とオフェンスが絶好調。富山戦も得点バランスが良く、張本不在の穴を全員で埋めている。

 中地区は現在、名古屋Dを含む4チームが4勝5敗で並び、8勝1敗の三河を追う展開。三河の独走を許さないためにも、名古屋Dとしてはこの直接対決で土をつけておきたい。ここ3試合はオフェンス力で白星を積みあげているが、開幕から9試合の失点はリーグ最多。桜木を起点とする三河のオフェンスをどう止めるか、梶山信吾ヘッドコーチの戦略が大きなポイントになるだろう。

文=吉川哲彦

この試合の他の記事

シーホース三河の関連記事

B1の関連記事