2017.12.15

両軍ともインサイドは強力、日本人選手がアドバンテージを握りたい

 開幕戦に勝利したあと7連敗中だったアウェー戦で、名古屋ダイヤモンドドルフィンズがようやく2勝目を挙げた。レバンガ北海道との対戦、1戦目でジャスティン・バーレルがゴール下を制圧し32得点。相手の粘りに苦しみ延長に持ちこまれたが、フリースローをしっかり決めて試合を制した。2戦目は前半に付けられた12点差を取り戻せず。開幕から同一カード連勝、連敗が多かったが、ここ2節は1戦目の勝利を連勝に結びつけられていないのが惜しまれる。

 前節にようやく連敗を止めた島根スサノオマジックは、西地区2位につける京都ハンナリーズの壁を崩せず、再び3連敗中。1戦目は相手のインサイドアタックを止めることができず、2戦目は内外バランス良く攻められてしまった。ただ、2戦とも失点はかさんだものの、1戦目で相馬卓弥が20得点、渡邊翔太が15得点をマークし、チーム全体でも今季初めて90得点に乗せた。渡邊は2戦目も14得点と、確かな成長を見せている。

 名古屋Dはバーレル、島根はジョシュ・スコットを中心に、外国籍選手のパワフルなインサイドは互角と見ていい。スピーディーな展開やシュートの精度などで日本人選手がアドバンテージを握った方が試合を優位に進めるだろう。

文=吉川哲彦

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