2018.03.30

三遠ネオフェニックスは失点をどこまで抑えられるか、シーホース三河は再び連勝記録に挑む

 中地区2位争いの渦中にある三遠ネオフェニックスが、今季初対決でも土をつけられた横浜ビー・コルセアーズ戦で再び黒星。第2クォーターのビハインドから第3クォーターにロバート・ドジャー川嶋勇人の活躍でクロスゲームに持ちこみながら、大事な場面で続けざまに外角シュートを浴びてしまった。5本中4本決めたドジャーを筆頭に3ポイントの確率が良く、最終的には3点差だったことを考えると、フリースローを10本落としたのが痛い。

 シーホース三河名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの延長戦を1点差で制し、中地区優勝を決めた。スターター5人に加えてコートニー・シムズも2ケタ得点を挙げたが、その他の得点は松井啓十郎の3得点のみ。狩俣昌也西川貴之は合わせて約12分しかコートに立っておらず、主力依存の傾向はさらに高まっている。しかしながら、シーズン序盤に記録した16連勝にあと1勝と迫り、今節連勝すればリーグ記録を再び更新する。

 中地区で失点が最も少ない三遠も、ここ4試合はすべて失点が80を超えている。2位を争う他3チームはいずれも得点力があるだけに、得点がリーグ最多の三河をどこまで抑えることができるか、重要な試金石となる。

文=吉川哲彦

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