2018.10.12

記念すべき20回目を迎えるWリーグ。全12チームのキャプテンが集結して記者会見を開催

Wリーグ全12チームのキャプテンが集結し、記念すべき20回目のWリーグに向けての抱負を語った
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 10月19日に開幕を迎えるWリーグの記者会見が12日、都内で開催された。昨シーズン、JX-ENEOSサンフラワーズの10連覇で幕を閉じたWリーグ。今シーズンは記念の20回目を数え、全12チームのキャプテンが集結して(富士通 レッドウェーブは町田瑠唯に代わって高田汐織が出席)、今シーズンの目標や抱負を語った。

 注目はリーグ記録となる11連覇を目指すJX-ENEOSだろう。キャプテンの吉田亜沙美は、「目標は毎年同じ。リーグと皇后杯優勝の2冠を目指します」と力強く語った。「チームスタイルは毎年変わらず、ディフェンスからブレイクの徹底です。今シーズンは色々な選手の組み合わせが見られると思いますので、自分としても楽しみ」と、チーム全体のレベルアップが果たされ、コートに立つ選手が増えることにも言及した。その吉田が推す若手が2年目の梅沢ガディシャ樹奈。「アジア競技大会をはじめ、いろんな経験を経て、チームでも活躍してくれると思います。樹奈にはリバウンドやインサイドでの力強いプレーに期待」とエールを送った。

 そのJX-ENEOSに昨シーズンのファイナルで敗れたデンソー アイリス。赤穂ひまわり、オコエ桃仁花といった若手が代表活動で経験を積んだだけに、初優勝に期待がかかるところ。キャプテンの髙田真希も「自分自身も楽しみ」と若手のプレーに期待を寄せている。「昨シーズンの悔しさをみんなで持って臨めるシーズンです。私をはじめ、代表活動でチームを離れていた選手が多いので、正直不安はあります。開幕から大事な試合が続きますが、日本一を目指して頑張ります」と、初めての栄冠を目指してのシーズンを楽しみにしている様子だった。

 20回目のWリーグは、JX-ENEOSの連続優勝記録の達成なるかと、それを止めるチームはどこかに、注目が集まることだろう。今シーズンより、これまでのW-TVだけでなく、バスケットLIVEでもプレーオフを含む30試合の中継が決定した。2020年の東京オリンピックを控え、世界レベルのプレーを展開する女子バスケットボールから目が離せなくなるだろう。