2020.06.28

三屋裕子JBA会長体制3期目へ「オールジャパンで難局を乗り切りたい」

ネットを通して記者会見を行った三屋裕子JBA会長
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 28日、日本バスケットボール協会(JBA)は2020年度(4~6月期) の定時評議員会を開催。今期、JBAは役員改選期にあたり、この定時評議員会においてJBAの次期役員が選任された。その後実施された新役員による臨時理事会において、会長をはじめとする新体制が決定した。

 発表された新体制では、会長に3期目を迎える三屋裕子会長が選任された。三屋会長は野臨んだ記者会見で、「新型コロナウイルス禍の中での就任。身が引き締まる思いがする」とコメント。さらに役員構成について、「3期目となる今期は、理事としてトップリーグ、都道府県協会の代表者らに加え、障がい者スポーツの代表として車いすバスケットボール連盟の方、さらにはマーケティング、PR 等の専門家も招き、オールバスケットボールの体制を構築しました」と説明した。

 2020年、JBAは創設90周年を迎えるという。「今年は節目の年でもあり、10年後の100 周年に向けた、またさらにその先の100年向けたスタートの年でもあります。次世代のバスケットボール界に向けた更なる基盤の強化、人材の育成等、我々は様々な視点から改革の果実を実らせていかなければなりません。来年には、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会も控えています。何事も一朝一夕で実現するものではありませんが、カテゴリー等の区別なく、日本一丸となって、バスケットボール界の発展を実現させていきましょう」と、三屋会長は呼びかけた。

 さらに、PCR検査を行うことが大前提となるが、代表の合宿も行いたいと三屋会長は今後の予定を語った。さらに「8月の半ばぐらいに(5人制の)男女代表、3x3男女代表、車いすバスケットボール男女代表が参加するイベントを企画したいと思っています。我々は『バスケで日本を元気に』がスローガン。プロ野球、Jリーグが再開して、スポーツは人々を元気にするのを再確認しました。なるべく安心して選手がプレーできることは前提ですが、なんとかやれる方向を模索している」と、これまでなかった規模のイベントのプランがあることを示唆。詳細は今後発表されることになるだろうが、新型コロナウイス感染拡大で様々な大会が中止を余儀なくされている国内で、誰もが楽しめるイベントとなると予測できるだけに、その動きを注視していきたい。

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