2019.12.18

『三代目 J SOUL BROTHERS』山下健二郎氏を直撃!「日本のバスケ界のために少しでもお役に立てれば」

山下健二郎氏に抽選会のこと、そして日本のバスケ界についてうかがった [写真]=伊藤大允
バスケットボールキング編集部

 12月5日、「第95回天皇杯・第86回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルラウンドの抽選会が行われた。令和初のチャンピオンを決める同大会の男女準々決勝のドロワーを務めたのが『三代目 J SOUL BROTHERS』の山下健二郎氏。来年の東京2020オリンピックが行われるさいたまスーパーアリーナで開催されるビッグイベントの組み合わせを決める大役を務めた山下氏にお話をうかがった。

三屋会長に褒めていただいて「一安心です」

山下氏は天皇杯・皇后杯ファイナルラウンドの抽選を行った [写真]=伊藤 大充


――このように大きな大会の組み合わせ抽選をされるのは初めての経験だったと思います。終えた今、率直な感想を聞かせてください。
山下
 抽選をする前に篠山竜青川崎ブレイブサンダース)選手とお話をする機会があり、「(いい組み合わせになるように)お願いします」と頼まれていました。それでかなりプレッシャーだったんですけれども(笑)、「くじ引きなので気軽にやってください」とも言っていただいて。それでもやっぱり緊張もしましたし、責任も感じながら引かせていただきました。

――チームの運命を決める抽選を行ったわけですが…。
山下
 「人によっては山下さんのこと嫌いになるかもしれないですよー」と冗談で篠山選手がさらっと言ってくるので、「そんなこと言わないでよ」と思っていました(笑)。

――同席していた三屋裕子(日本バスケットボール協会)会長も「バランスが良い」と高評価でした。
山下 はい、一安心しました。

抽選会の最中、篠山竜青選手からちょくちょく突っ込みが入る [写真]=伊藤 大充


――抽選会に同席した篠山選手と渡嘉敷来夢(JX-ENEOSサンフラワーズ)選手と直接お話しするのは初めてだったと思います。日本代表でも活躍するトップ選手ですが、その印象はどうですか?
山下
 お二人からは本当にバスケット愛が伝わってきました。短い時間でしたが、ご自身がプレーするリーグにどれくらいの強い気持ちを込めて臨んでいるかということを話していただきました。また、今回抽選をさせていただいた天皇杯・皇后杯はトーナメント方式で争われますが、一発勝負の楽しさについても話いていただいたので、僕も天皇杯・皇后杯に足を運んで試合を見たいと思いました。これからは僕のように興味を持つ人がすごく増えて、Bリーグ、Wリーグ、そしてバスケ自体が日本で盛り上がることを願っていると感じました。僕もバスケ好きなのでぜひ協力させていただきたいと思います。

――中学・高校でバスケットボール部に所属されていたとうかがいました。現在の日本のバスケ界をどのようにご覧になられていますか。
山下
 Bリーグができて日本のバスケ界が変わってきたと僕も感じています。そしてこれから八村塁(ワシントン・ウィザーズ)選手のように世界で戦える選手がどんどん出てきて、日本が世界規模の大会で上位に食い込める時代が必ず来るということを今日確信しました。そういう熱い想いを持ってプレーしている選手と話ができたからです。これからもバスケットマンとしてもどんどん応援していきたいと思います。ラグビーに負けない勢いで(笑)。

取材=入江美紀雄
写真=伊藤 大充

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