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日本大学出身だけどバスケ部には未所属。”週7日バスケ”で成長を続ける3x3の原石：米田祐翔

3x3.EXE

リーグ・協会

3人制バスケットボールのグローバルプロリーグ「3x3.EXE PREMIER」では、現在「プレイヤーエントリー」を実施している。いわゆる「選手登録」のことを指す。この選手登録をすることで「3x3.EXE PREMIER」でプレーする機会を得られる。

今回はどのような選手がプレイヤーエントリーの後、チームに所属し活躍しているかを紹介するシリーズ。第6弾は、日本大学の部活のトライアウトで不合格となり、そこから3x3に目覚め最前線で活躍する、SHINAGAWA CC WILDCATS.EXE所属の米田祐翔（まいたゆうと）。

【大学のトライアウトで落ちた僕でも】

＿＿これまでの経歴と、3x3をはじめたキッカケを教えてください。
米田：高校は都大会でBEST8のところで、3年生から主力としてプレーしていました。大学は日本大学なのですが、スポーツ推薦ではなく指定校推薦で入学して、入学したあとに部活をやろうと思っていたんです。ただ、入部するためのトライアウトで落ちてしまって。そのタイミングでバスケする場所がない僕にLEOVISTA.EXEのオーナーさんが「3x3をやってみないか？」と声をかけていただいて、そこから3x3を始めました。元々僕はLEOVISTAのスクール生だったので、とてもラッキーだったと思います。

LEOVISTA.EXEに入ったのは大学1年生だったのですが、僕は練習生だったので3x3.EXE PREMIERの試合に出ることはほとんどなくて。それで大学4年生の時に、SHINAGAWA CC WILDCATS.EXEのオーナーさんに声をかけていただいて、今に至ります。

＿＿3x3と5人制の違いをどのように感じていますか？
米田：まず第一に、お客さんと一緒に楽しめるのは魅力だと感じています。距離も近いので一緒に盛り上がっている一体感が、僕はすごく好きです。また、個人的には1on1など個人スキルを活かしたプレーが好きなので、3x3の場合は5人制に比べてスペースが広くボールタッチの回数も多いので、自分のプレーに合っていると感じていてプレーすることが楽しいです。

あとは僕がまさしくそうですが、経歴がなくても戦える部分が競技の魅力だと思っています。大学のトライアウトで落ちてしまった僕でも、たとえばBリーグを経験している方ですとか、経歴のある選手やチームと戦って倒すチャンスが3x3にはある。それが僕自身が3x3をやっていて一番楽しい部分であり5人制との違いだと感じています。

【社会人2年目。デュアルキャリアの秘訣は？】

＿＿米田選手は社会人2年目。大学生の頃とライフスタイルも大きく変わったのではないですか？
米田：全然違いますね(笑)。でも今のほうが練習している回数も増えているので充実していると思います。具体的に、僕は1週間の内に週7回バスケットをしています。3x3の練習の日もあれば5人制の練習の日、トレーニングの日、大会に出る日など、バスケットをしていない日はないです。大学生の頃はここまで毎日バスケットはできていなかったので、今の方が充実しています。

＿＿デュアルキャリアで上手く生活するためにどんな工夫をしているのですか？
米田：そもそも僕はバスケットを軸に就職活動もしたので、練習に間に合うような会社を選んだんですよね。その結果、今こうして充実できているのではないかなと思います。

＿＿社会人になってから仕事が忙しくてバスケットできなくなってしまう方も多いですからね。
米田：本当にバスケットをしたいのなら、仕事のあとにも練習に行けるような環境を探すことが、デュアルキャリアという意味では無理なく続けられ充実できるのではないかなと思います。

＿＿これからの3x3プレーヤーへのメッセージ
米田：僕のキャリアをふまえて言えば、先ほどもお伝えした通り、3x3は5人制でBリーグとかを経験している選手もいる中でバスケができる競技です。3x3.EXE PREMIERは特にそうだと思っています。また勝ち上がっていけば世界大会に出場できることも3x3の魅力です。
あと全国のさまざまなロケーションでバスケができて、さまざまなお客さんが注目して観戦に来てくれることも魅力だと感じています。僕は多くの人に見られながらバスケすることに対して、最初は少し苦手意識があったのですが、3x3を始めてからは逆にそういう場所でバスケすることが好きになりました。
自分よりキャリアが上の人とバスケができること、全国さまざまなロケーションでバスケができること、距離が近くお客さんと一緒に盛り上がれることなどが3x3の魅力なので、チャレンジしてみたい方にはぜひオススメです。