2021.12.15

ENEOSが攻防でシャンソンを圧倒…渡嘉敷が30得点と大爆発/皇后杯

ベントでも声を出してチームを牽引したENEOSの渡嘉敷 [写真]=兼子慎一郎
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 15日、代々木第二体育館で皇后杯の準々決勝が行われ、ENEOSサンフラワーズがシャンソン化粧品シャンソンVマジックと対戦した。

 今シーズンのWリーグで唯一敗れている相手ということもあって、ENEOSは試合開始から気合十分。先制点こそシャンソンに奪われたものの、渡嘉敷来夢、岡本彩也花のシュートで一気に18−0のランを見せる。宮崎早織のアシストも冴え、第1クォーターは29−16とリードを奪った。

 第2クォーターに入ってENEOSは渡嘉敷のインサイド、さらに奥山理々嘉の3ポイントシュートなどで加点する。しかし、シャンソンのゾーンディフェンスに攻めあぐねる場面が徐々に出てくると、小池遥のジャンプシュート、佐藤由璃果の速攻などで得点を奪われてリードを縮められる。前半は46−40でENEOSのリードで折り返した。

 後半に入り、ENEOSは攻防においてギアを上げ、ディフェンスからトランジションの早い攻撃を見せ、ジリジリと点差を広げていく。梅沢カディシャ樹奈がオフェンスリバウンドをねじ込み71−49とすると、シャンソンは後半2回めのタイムアウトを請求、立て直しを図る。しかし、それでもENEOSの勢いは止まらず。このクォーターを32−16とした。

 最終クォーターの出だし、ENEOSはスターターをコートに送り出し、勝利を確実なものにしようと手を緩めない。梅沢から渡嘉敷へのハイロープレーなどで加点。リードを20点以上に広げた。結局、92−64と28点もの差をつけて、ENEOSが快勝した。

 個人スタッツでは渡嘉敷が30得点で両チームハイの活躍。岡本、林咲希が共に13得点、奥山、梅沢が10得点と5人が2ケタ得点をマーク。それを引き出した宮崎は13アシストをマークした。シャンソンは野口さくらと佐藤が15得点、小池、吉田麻衣が12得点を挙げたが、勝利を導くことはできなかった。

■試合結果
ENEOSサンフラワーズ 92-64 シャンソン化粧品シャンソンVマジック(@代々木第二体育館)
ENEOS|29|17|32|14|=92
シャンソン|16|24|16|8|=64

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