2021.12.15

トヨタ紡織が激戦を制し大逆転勝利…日本代表の東藤がチームトップの16得点/皇后杯

チームトップの16得点で大逆転勝利に導いた東藤[写真]=兼子慎一郎
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 15日、代々木第二体育館で皇后杯の準々決勝が行われ、トヨタ紡織サンシャインラビッツ三菱電機コアラーズと対戦した。

 Wリーグの開幕カードで三菱電機に2連勝を飾っているトヨタ紡織。第1クォーターは内外バランスよく攻める三菱電機に対し、3ポイントの精度を欠きながらもゴール下を攻める。しかし、この試合の先制点を決めた三菱電機の渡邉亜弥に9得点5アシストの活躍を許し、13−22とリードを許して最初の10分を終えた。

 続く第2クォーターはロースコアの展開に。依然3ポイントシュートが入らないトヨタ紡織は引き続きゴール下を攻める。三菱電機も第1クォーターと同じような攻撃を続けるが、点数はお互い伸び悩み、23−34で試合前半を終えた。

 早めに点差を縮めたいトヨタ紡織は、後半開始早々に東藤なな子が連続得点をマークすると、加藤優希がこの試合チーム初の3ポイントシュートを沈める。9点のランで一気に点差を詰めると、相手のタイムアウト後も流れを明け渡すことなく点差を縮め、第3クォーター終盤同点に追いつく。47−47で運命の第4クォーターへ。

 クォーター開始直後、トヨタ紡織は連続得点で先手を取るも、すぐさま追いつかれて試合は接戦に。リードチェンジを繰り返すなか、56−58で迎えた残り1分17秒、東藤が値千金の3ポイントシュートを決める。タイムアウト後、三菱電機の攻撃をしのぐと、坂本美樹が3点プレーで2ポゼッション差に。最後は相手のファールで獲得したフリースローを齋藤麻未が1本沈め、激戦に終止符を打った。

63−58で勝利したトヨタ紡織は、日本代表の東藤が16得点7リバウンドの活躍を見せた。準決勝ではENEOSサンフラワーズとシャンソン化粧品シャンソンVマジックの勝者と18日に対戦する。

■試合結果
三菱電機コアラーズ 58-63 トヨタ紡織サンシャインラビッツ(@代々木第二体育館)
三菱電機|22|12|13|11|=58
トヨタ紡織|13|10|24|16|=63