2024.05.07

NBA史上6人目の快挙…スパーズのビクター・ウェンバンヤマが満場一致で新人王を受賞

文句なしの新人王となったウェンバンヤマ[写真]=Getty Images
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 5月7日(現地時間6日)。NBAは、2023-24シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤー(最優秀新人賞)に、サンアントニオ・スパーズビクター・ウェンバンヤマが選ばれたことを発表した。

 2023年のドラフトでスパーズから全体1位指名された224センチのビッグマンは、240センチという驚異的なウイングスパンと豊富なスキルを兼備し、71試合の出場で平均29.7分21.4得点10.6リバウンド3.9アシスト1.2スティール3.6ブロックをマーク。

 得点、リバウンド、ブロックでルーキー1位、アシストが4位で、スティールでも2位とオールラウンドなスタッツを残し、新人ながらブロックでリーグトップになったのは1985-86シーズンのマヌート・ボル(平均5.0本)以来初。

 また、ウェンバンヤマは平均出場時間が30分未満ながら20.0得点に10.0リバウンド、3.0ブロック以上を記録したNBA史上初の快挙を達成。さらに、1シーズンで計1500得点、700リバウンド、250アシスト、250ブロック、3ポイントシュート成功100本超えをクリアしたNBA史上初の選手にもなった。

 スパーズの選手で新人王に輝いたのは、1989-90シーズンのデイビッド・ロビンソン、1997-98シーズンのティム・ダンカンに次いでウェンバンヤマが球団史上3人目。そしてスパーズの大型新人は、99人の投票者全員から5ポイントが加算される1位票を獲得し、満場一致の選出。これは2015-16シーズンのカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)以来、NBA史上わずか6人目の快挙となった。

 今シーズンの新人王の投票結果は下記のとおり。ウェスタン・カンファレンス1位の57勝25敗を残したオクラホマシティ・サンダーで、先発センターとして82試合にフル出場して平均16.5得点7.9リバウンド2.4アシスト2.3ブロックを残したチェット・ホルムグレンは、3ポイントが加算される2位票98を含む計295ポイントで2位に入っている。
※所属チーム名は略称、カッコ内の数字が1位票獲得数

■2023-24シーズン 最優秀新人賞 投票結果

1位.ビクター・ウェンバンヤマ(スパーズ):495ポイント(99)
2位.チェット・ホルムグレン(サンダー):計295ポイント
3位.ブランドン・ミラー(ホーネッツ):計86ポイント
4位.ハイメ・ハケスJr.(ヒート):10ポイント
5位.ブランディン・ポジェムスキー(ウォリアーズ):4ポイント
6位.デレック・ライブリー2世(マーベリックス):1ポイント

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