2024.10.08
5月5日、各地でB1最終節が開催され、シーホース三河が三遠ネオフェニックスとホームで対戦。79-72で接戦を制した三河は、中地区2位の座を守り抜き、3大会ぶり4回目のチャンピオンシップ進出を決めた。
試合後の選手やヘッドコーチのコメントを、クラブが公式サイトを通じて伝えている。
「本当に長い『ずっと試合をしているような』ゲームでした。本当に本当にハードな試合でした」
そう語ったライアン・リッチマンHCは、「今節は2試合とも勝利しなければならないという状況は、理解して臨んでいました。三遠さんという素晴らしいチームに2連勝するということは、決して容易ではありません。ファウルトラブルも含め厳しい状況の中でも逃げることなく、最後までハードに戦い続けた選手・スタッフたちを心から誇りに思います」と中地区首位の三遠からつかんだ連勝を噛み締めた。
また、「負ければ終わり、勝てば次にいけるということでメンタル面ではシンプルに戦うことができた」と話す西田優大は、「2回目のバイウィークが終わって、強豪チームと試合をしていく中で少し(チームが)バラバラになりかけたタイミングもありましたが、すべてが最後こういう結果になるために乗り越えてきた試練というか、この結果のために今まで頑張ってきたんだなと思えるような最終節でした」とシーズン終盤の苦しい時期を振り返った。
「前HCの鈴木貴美一さんがいなくなった昨シーズンなど、なかなか結果が出ない2シーズンからの新シーズンは正直不安もありました。でもこうやって戦っていく中で、自分たちのやっていることは間違いじゃないと思え始めて、ちゃんと結果もついてきて、ほっとしたような、やっとここに立てたという思いが一番強かったです」(西田)
最後は中地区3位・サンロッカーズ渋谷の猛追を振り切ってCS進出を果たした三河。今シーズンより指揮官に就任したリッチマンHCは、「勝っているときも負けているときも、ホーム・アウェーに関わらず多くの方が足を運んでいただき、声援を送ってくれたことが自分たちの力になりました。CSはこれまでの戦績は関係なくゼロからの戦いとなり、新しいチャレンジになります。世界一のファンの皆さんにサポートしていただきながら戦い抜きたいと思います」と、ホームのファンへ力強いメッセージを送った。
6日の試合結果により、対戦相手が西地区初優勝を果たした名古屋ダイヤモンドドルフィンズに決定。西田は自身初の大舞台へ向けて意気込みを語った。
「リッチマンHCはあと6つ勝てば優勝と言ってましたが、本当にその通りです。僕たちが目標にしていたのはCS出場ではないので、ここはひとつの通過点。CSに出るのが初めてということなどは一切関係なく、今までやってきた僕たちがやるべきことを、しっかりとCSでもやり続けたいと思います。中地区2位ということも関係ないです。あと6つ勝てばいいので頑張りたいと思います」
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