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三遠ネオフェニックスや熊本ヴォルターズなどでプレーした並里祐が1日、自身のSNSで現役引退を表明した。
沖縄県出身で現在34歳の同選手は170センチ70キロのポイントガードで、2010年に中部学院大学からレノヴァ鹿児島(現鹿児島レブナイズ)へ入団。岩手ビッグブルズを経て2014年に浜松・東三河フェニックス(現三遠)へ加入し、Bリーグ初年度の2016-17シーズンは三遠でプレーした。
2017年からは活躍の場を熊本ヴォルターズへ移し、2019-20シーズンには当時B3リーグの佐賀バルーナーズへ加入したが、1シーズン限りで退団。その後無所属の状態が続いていた。
並里は現役引退にあたってコメントを発表している。
「私、並里祐はプロバスケットボール選手を引退することを決断しました。この決断に至るまでに、すごく悩みかなりの時間がかかりました。
2シーズン前、新型コロナウイルスの影響でリーグが途中で終了し、その後所属チームが中々決まらず、一度は引退を決めたものの、バスケットをプレーすることへの想いを断ち切れず、再びプロのコートに立つために挑戦することに決め、SNSでも決意を込めて発信しました。昨年から今までにないくらい死ぬ気でバスケットに向き合ってきました。しかし、自分の思い描く結果は手にすることは出来ませんでした。
(中略)
バスケットを始めて26年、色んなことを犠牲にしてきましたが、それ以上にたくさんの素晴らしい人達に恵まれたことは大きな財産です。プロで10年間バスケをやってこられたのも、家族や友人、良いチームメイトとの出会いのおかげだと思ってます。そして何より、大した選手でもない僕をいつも応援してくれたファンの皆様のおかげだと強く感じています。バスケットを通して、これまで僕に関わってくれたすべての人に感謝しています。感謝という言葉では言い表せないくらいの気持ちです。
バスケットボールは本当に素晴らしいスポーツです。バスケットボールに出会えて、本当に本当に良かった。これからの日本バスケットボール界の更なる発展を願っています。本当にありがとう」