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信州ブレイブウォリアーズは30日、井上裕介が今シーズンをもって現役を引退すると発表した。
滋賀県出身で現在39歳の同選手は、194センチ100キロのフォワード。2005年に筑波大学から黒田電気へ加入し、2009年に大阪エヴェッサへ入団した。その後京都ハンナリーズ、滋賀レイクスターズ、金沢武士団と渡り歩き、2019年に信州へ移籍した。
在籍3年目の今シーズンは、14試合の出場で25得点(平均1.8得点)10リバウンド(同0.7リバウンド)をマーク。プロ通算13シーズンで462試合に出場し、1784得点784リバウンドを記録した。
井上は発表に際し、クラブ公式HPで以下のとおりコメントしている。
「現役を退く決断を致しました。バスケットボールに出会って30年、この歳までプレイ出来たことは本当に幸せなことだと、今また強く感じています。
まず支えてくれた家族、今まで出会ったチームメイト、コーチスタッフ陣、フロントスタッフの方々、スポンサーの方々、各カテゴリーでお世話になった指導者の皆様、友人、そして応援してくださったブースターの皆さまのお陰でこの日を迎えることができました。本当にありがとうございました。
プロキャリア13年、大阪、京都、滋賀、金沢、そして信州とそれぞれの土地で素晴らしい出会い、ご縁を頂き、なかなか経験できない貴重な時間を過ごすことが出来ました。しかしながら、移籍に伴い家族には慣れない土地の生活、大きな環境の変化、友人との別れ、転校など大きな負担を強いてしまいました。そんな中でも家族が1番の支えになってくれたことは言葉では言い表せない、感謝や幸せを感じています。
信州ブレイブウォリアーズに関わるすべての皆さまへ、信州へ来て早や3シーズンが終わりました。選手としては終盤であろう私を暖かく迎え入れて下さったこと、いつも大きなご支援、ご声援を下さったこと本当に感謝しております。勝久HCに誘われて、信州に入団して自分がキャリアの終盤で日本の最高峰であるB1でプレー出来るとは想像もしておらず、自分は人や環境に恵まれているのだと心から思います。
信州に関わるすべての方から頂いたご恩をしっかりとお返しできるように、これからも感謝の気持ちを忘れず日々成長していければと思います。プレーすることからは離れますがバスケットボールから自分の気持ちが離れることは無く、これからも関わっていきます。自分の中では引退というよりも、引き続き好きなことを続けていくという気持ちです。
今まで本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします」