2017.08.01

【第4日女子総括】東京成徳vs桜花学園、注目の対決は桜花学園が勝利

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 7月31日、平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)女子4日目は会場をあずま総合体育館(福島市)に移し、準々決勝4試合が行われた。

 ベスト4をかけた戦いとなったこの日、注目を集めたのが東京成徳大学高校(東京都)と桜花学園高校(愛知県)の一戦だ。東京成徳の木村亜美、桜花学園の山本麻衣の超高校級司令塔マッチアップも見逃せないところ。試合は互いに持ち味を発揮したがっぷり四つの展開となるが、第1ピリオド残り2分に桜花学園の藤本愛瑚がスティールからの速攻を2本決めると流れは桜花学園に傾いていく。第2ピリオドに入ると桜花学園がさらにリズムをつかむ。山本が完全にゲームを掌握し、インサイドの伊森可琳、出原菜月も思い切りのいいプレーで続いた。

 東京成徳は小笠原彩香が高い運動能力を生かしてドライブを仕掛けるなど反撃を試みるも、桜花学園に傾いた流れを引き戻すまでには至らなかった。結局、83-54のスコアで桜花学園が勝利しベスト4進出を決めた。

 その他の試合では、岐阜女子高校(岐阜県)が終盤、開志国際高校(新潟県)の反撃に苦しんだものの、序盤のリードを守って勝利。大阪桐蔭高校(大阪府) は内外でバランスよく攻めて、昭和学院高校(千葉県)を退け、初のベスト4進出を決めた。

 もう1つのベスト4進出チームは大阪薫英女学院高校(大阪府)を破って意気上がる明星学園高校(東京)が苦しみながらも最後は振り切って、安城学園高校(愛知県)に勝利した。

大阪桐蔭は初のベスト4進出 [写真]=山口剛生