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3日目を迎えた平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)、近畿大会に優勝し、優勝候補の一角と見られていた大阪薫英女学院高校が東京都第3代表、明星学園高校に65-74で敗れた。
「あかんものがすべて出た感じです。向こう(明星学園)のゾーンを攻められなかったのがすべて」と試合後語った大阪薫英・安藤香織コーチ。大阪薫英は明星学園が敷いた3-2のゾーンディフェンスに攻撃の封じられ、その高い攻撃力を発揮できなかった。
「もっとボールを回して、自分たちも動く練習をしてきたのにそれができませんでした。やろうとしていたことに対応されてしまい、相手が1枚も2枚の上だったと言えるでしょう」(安藤コーチ)
さらに梅田彩香などの主力がファウルトラブルに陥り、思うようなゲーム展開が組み立てられなかったのも痛かった。それでも大阪薫英は第4ピリオド残り5分27秒に峰晴寿音のシュートで逆転に成功。しかし、明星学園はその場面でも慌てず状況を立て直し、パレイのりこのハイ・ロープレーで連続加点すると、その後は大阪薫英にリードを許すことなく逃げ切った。
大阪薫英のエース峰晴は「明星のゾーンに守られてしまい、自分にボールが入りませんでした。しかし、どんな苦しい状況になっても自分は点を取らないと。自分がどれだけ点を取れるかが求められた試合だったと思います」と、試合を振り返った。
「逆転したら一気にたたみかけなければいけないのに、ファウルトラブルで主力がいない状況ではそれもままならなかったです。これも序盤で後手を踏んだ“ツケ”と言えます。結局、先にリードを奪われる展開が痛かった…」と安藤コーチは分析。「決められるところでしっかり決めないと、やっぱり全国では厳しい」と、最後は言葉をかみしめていた。