2017.12.29

大会3位で終えた桜花学園の山本麻衣「プレーの面でも、精神的にも、成長させてもらいました」

桜花学園をけん引したキャプテンの山本[写真]=兼子慎一郎
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 12月28日、東京体育館で「ウインターカップ2017 平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開催。第1試合で桜花学園高校(高校総体2/愛知県)は、八雲学園高校(東京都)との3位決定戦で83-50と圧勝を飾り、3位で今大会を終えた。

 27日に行われた女子準決勝で、桜花学園は大阪桐蔭高校(大阪府)に54-79と敗れてしまったが、3位決定戦では序盤から攻防両面で八雲学園を圧倒し、ワンサイドゲームで大会を終えた。キャプテンの山本麻衣は「(試合に)負けた後はチームがとても暗い雰囲気で、全然切り替えることができていない選手が多かったです。夜のミーティングで切り替えて、『明日に向けてやろう』って話し合ったことで、顔つきもかわってきたと思います」と語った。そして28日の3位決定戦に向けて「昨日(27日)は今までやってきたことを出せずにいたので、今日はしっかり出して終わろうと、声かけてやりました」と続けた。

 「(昨日は)相手の雰囲気とか気持ちに、自分たちが負けてしまっていました。コートの中も外も、昨日はチームじゃなかったなと思います」と山本。今日の試合に対して、山本自身としては「昨日負けてしまったことで、日本一はできなくなってしまったんですけど、最後はディフェンスからブレイクという桜花らしいバスケットをして終わろう、絶対ぶっちぎりで勝ってやろう、という気持ちで入りました」。

キレのあるドライブとジャンパーが決まり、山本は八雲学園戦で藤本と並ぶチーム最多の24得点を挙げた[写真]=兼子慎一郎

 また、井上眞一コーチからは「負けてしまい、先生の言っていたことを自分たちがやっていない、できていない、と言われました。(対戦する)八雲学園については3ポイントシュートのチームなので、『絶対打たすな』ということを言われました。奥山(理々嘉)には、2年生だから絶対負けるなと言われていました」と山本。3位決定戦では、試合内容でも、個人成績(山本24得点、奥山16得点)の面でも上回ってみせた。

 だが、大差をつけて勝利したものの、山本の目には涙が流れていた。「本当に終わってしまったんだな、と。(井上)先生のために、最後は勝って終わりたかったです。本当は日本一になって終わりたかったんですけど、それができなくて悔しいです」。桜花学園はウインターカップでは過去5回すべてで決勝の舞台に立ち、そのうち2015年を除く4度優勝していただけに、悔しい思いがあった。

 それでも、桜花学園におけるバスケットボールキャリアを終えた山本は「プレーの面でも、精神的にも、最後キャプテンをやらせてもらって、いろんな考え方とかもできましたし、心の面で成長させてもらったなと思います」という感謝の言葉を残した。

3年となった今年度はキャプテンを務め、チームへの感謝を述べた山本[写真]=兼子慎一郎