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「SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の大会2日目、女子は2回戦が行われ、シード校4チームが東京体育館に登場した。
インターハイで準優勝となり、今大会では第2シードの大阪薫英女学院高校(大阪)は、安城学園高校(愛知)と対戦。試合は大阪薫英女学院が序盤から先行していく中、スターター5人が2ケタ得点を挙げ、最後は98−67で勝利した。
「初戦を自分たちらしいバスケットで勝つことができたので、次からも、それをしっかり出していきたいです」
試合後、初戦の感想を語った都野七海(3年)は、「全員で走ってアップテンポのオフェンスをすることができたと思うし、ディフェンスも前から仕掛けることができました」ともコメント。
特にディフェンスでは、ガードポジションのところで高さのハンディを負ったが、「ミスマッチを狙われていたのですが、そこをしっかりみんなでカバーすることができたので、そこが勝因だと思います」と、チームディフェンスには大きな手応えをつかんだようだ。
大阪薫英女学院は、8月のインターハイを終えてから「U18日清食品トップリーグ」(8月27日〜11月27日)に参加。最終成績は、優勝した桜花学園高校(愛知)、準優勝した京都精華学園高校(京都)に次ぐ3位となった。
「トップリーグで負けが続いてしまい、なかなかいい雰囲気で練習が再開できなかったのですが、安藤(香織)先生からのアドバイスを受け、チームとしてもプラス思考で、練習から明るく元気に声を出してやるようになりました。声を出して盛り上げることはずっと続けてきて、それがチームのいい雰囲気作りのキッカケになったと思います」
トップリーグ以降、ウインターカップまでの約1カ月での取り組みを語った都野は、自身についても「もともと声が出る方ではなかったのですが、キャプテンをさせてもらっているので、大袈裟なぐらい声出すことを練習から意識してやりました」と、言う。
「この3年間で全国制覇をまだ達成できてないので、これがラストチャンス。(目標を)達成できるようにチームでやるべきことを40分間やり続けて戦っていきたいし、個人的にもやるべきことをやってチームを勝たせて、支えてくださった方や先生方に恩を返せる大会にしたいです」(都野)
ドリブルワークや勝負強い外角シュートなど、抜群のオフェンス力を持つ都野。今大会の注目選手の一人でもある大阪薫英女学院のエースは、「私のやるべきことは、チームの誰よりも点を取ることだと思うので、どんなときでもリングにアタックしていきたいと思います」と、優勝への思いを改めて誓っていた。
取材・文=田島早苗